
Photo by DVIDSHUB from Flickr
「毒親」というと娘から見た母親であることが多いが、世の中には母親に負けない毒々しさを放っている父親もいる。こうだと決めた価値観を押し付ける上、なまじプライドが高いせいか、自分が間違っていることにも気づかないし、認めない。今回はそんなアブナい父親たちが発言小町に寄せたポイズンたっぷりな相談を紹介したい。
50代のトピ主には2人の娘がいて、いずれも自立している。定期的に連絡をくれる一人暮らしの次女に対し、すでに嫁ぎ孫も産んだ長女はトピ主に一切連絡をよこしてこない。妻いわく、「長女は父親(=トピ主)を恨んでいる」とのこと。
トピ主は常に長女と次女をあからさまに差別し、いつも「お姉ちゃんなんだから我慢しろ」と押さえ付けてきた、と自覚している。自覚しているのに、「私は、長女にはしっかりして欲しかったですし、妹を可愛がる優しい姉になって欲しかっただけなのです」と言い訳。どうしたらこの父親心を長女に理解してもらえるか、という相談だ。
当然ながら、「育て方を間違ったと思います」「改心するのはトピ主ですよ」など、厳しいコメントが多く寄せられたが、このトピの見どころはその後のトピ主レスである。
後出しで、過去に長女を殴っていたこと、外へ締め出したりもしていたことを明かし、「痣が出来るまで叩いたり、口の中が切れるまで叩いてしまった」とまで自白。それなのに翌朝は「お父さんもやり過ぎて悪かった。だけど、お前も何が悪かったのか考えろよ」と上から目線で長女に追い討ちをかけたことに気付いていない。
「孫の顔を見せに来るくらいの親孝行はして欲しい。私だって、可愛い初孫を抱きたいです」と切望するトピ主だが、改心をすすめる多数のコメントにも弁解ばかりしているコイツが孫を抱ける日は永遠にこないだろう……。てかハンドルネーム「裕次郎」ってのもなんか面倒くさい。
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