
Photo by Christopher Sessums from Flickr
mixiから始まってブログ、twitter、Facebookと日常的にネットで発信するようになってから、もう10年ほど経ちます。あるときからは、こうしてweb媒体で文章を書かせてもらうようにもなりました。私の場合はふつうに勤めをしながらバイブコレクター活動をしているので、 リアルでのつながりと、オンライン上のつながりを完全にわけています。 それぞれに、自分が所属する社会があるという感じです。
リアルの社会でやっていけないことは、オンラインの社会でやってもいけないことですよね。肝に銘じているというほどではなく、ごく常識の範疇だと思っていました。でもネットの世界では、汚いことばで特定の人物や団体、民族を差別的にののしったり、いきなり見知らぬ人から卑猥なメッセージが届いたり、目を背けたくなることが日常的に起きています。知り合ったばかりの人にいきなり、「バイブより俺のチ○コを入れろよ」と面と向かっていう人はほとんどいませんが、それができてしまうのがネットです。
同じく、リアルの世界では「人のものを盗んではいけない」というのが、法で定められている以前に、社会通念としてありますよね。このルールも、ネットの世界ではあってないようなものです。調べたことはありませんが、私の場合、パクツイというのはあまりされたことがないです。私のツイート、別に面白くないから(苦笑)。記事更新の告知とか、イベントの告知とか、そんなもんパクッてもしょうがないのでしょう。
ですが先日、自分の発言が盗まれているのを見つけました。被害に遭ったのは、このmessyの記事です。11月27日に掲載された記事「セックスの後ってどうしてますか? 直したくても直せない○○悪すぎ問題」と一字一句違わないブログを発見したのです。
隅から隅まで盗用記事
messyの記事は、外部配信されることがあります。だから、別の女性向けサイトやニュースサイト、まとめサイトなどで自分の記事を見かけることがあります。納品した段階で原稿の著作権はmessyのものになっていますから、それを会社と会社の商業的なやりとりに使用されているだけのことです。でも、そのブログはどこをどう見ても個人ブログ。外部配信先ではありません。しかも、ほかの記事もぜんぶどこかからの盗用です。いったい何がしたいの? アフィリエイト目的? いずれにしろ何か本人にインセンティブがあるからこそ、こうしてせっせと記事をコピペで盗み、さも自分の記事のように見せているのでしょう。
当然、すぐに削除してもらおうと思いました。私はmessyから依頼を受け、記事を書き、納品しています。messyはそれに対して報酬を払い、自分のサイトに掲載するなり、外部配信するなりしています。そんな商業行為のために作られた記事を、勝手にコピペ……。出典元も明らかにせず、ただただ丸写ししているのです。これは見逃せません。