元AKB48の篠田麻里子(28)は「髪型・メイク失敗部門」。篠田は、メイクを薄めにして髪色をトーンダウンさせた途端に“劣化した”と悪評が立つようになった。これは劣化というより、アイドル時代とまるで路線の違うメイクや髪型に挑戦したために、それまで放たれていた彼女の魅力が消えてしまったということだろう。ファッション誌のモデルを務めている彼女が自分に似合うものを理解していないというのは非常に残念である。ちなみに篠田は、AKB48の小嶋陽菜(26)のInstagramにすさまじく写りが悪い写真を掲載され、劣化を指摘されたという悲しい過去がある。そんな小嶋は「汚肌部門」の代表だ。彼女についてはテレビ出演時に視聴者から「肌荒れがひどい」との声が殺到することに加え、業界内からも「写真はすべて修正しなければならず、とにかく肌が汚いことで有名」とささやかれている。
と、様々な芸能人の劣化を紹介してきたが、2014年の劣化クイーンはなんといっても歌手の浜崎あゆみ(36)だろう。鍛えていると自称するものの、ボンデージ姿を披露した際には「ボンレスハム」と揶揄されるほどの肉づきであった。加えて、雑誌のインタビューで「20代の頃の体型に戻したいとは思わない」ときっぱり断言していたが、写真では顔も体もガッツリ修整を施しているという矛盾も目立った。新曲をリリースしてもかつてのようなヒットは出せず、歌手としても人気が低迷。ルックスのみならず、存在自体が劣化してしまった、というのは言い過ぎだろうか。
そもそも冒頭に記したように、人間は生きている限り加齢現象に抗えない。これは当然のことだ。美容整形を施せば確実に美しくなるわけではないし、独創的な美意識が暴走して傍目には「怖い顔」になってしまうこともある。2015年もおそらく、とんでもない激変を遂げる芸能人が出てくるだろう。必ずしも「若ければ美しい」わけでもない。若さや「一番綺麗だったころの自分」を闇雲に求めるのではなく、年齢に適応した美しさを更新していくことが、ビューティアイコンの使命を帯びた女性芸能人たちに課される課題なのかもしれない。
(シュガー乙子)