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セフレのルールが破られた時、恋の芽生えは訪れるのか?

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ルミコタイトル

 前回、2014年を通してビッチレベルの低下を実感したというお話をしましたが、よくよく考えてみると、それはセフレとの付き合い方にも現れているように感じます。

 私はここ数年、セフレと深い付き合いになることを異常に避けてきました。そもそも“セフレ”という関係に深いも浅いもないかもしれませんが、私が心がけていたのは「相手に踏み込まず、自分にも踏み込まれないようにする」ということです。

 なぜかというと、かつてのセフレと関係を解消するために相手からの連絡をシカトし続けたところ「俺は結婚まで考えてたのにー!!」と嘘かホントかわからない言葉で引き止められそうになったり、セフレに「飲もうよ」と呼び出されて向かうと、そこにセフレが勤める会社の社長夫妻がおり、婚約者的な紹介をされたりという苦い思い出があるからです。彼らが突っ走り気味な性格であったことは間違いないと思いますが、これはきっと私にも原因があって、セフレに「コイツは俺の女」だと思わせる隙のようなものがあったんだと思います。

 また、あるセフレとこれまでの生き方や将来の夢など、いろんなアツい話を語り合った結果、そのセフレがハマっているネットワークビジネスに誘われ、こちらが断っているのにもかかわらずネットワークビジネスの幹部に会わされたことも。私が彼に対してもう少しドライでいたら、勧誘されることもなかったのかなと反省しました。

 そんなトラウマがあった私は、セフレに対して「私たちはセフレだよ!」ということを態度で示すようになりました。例えばご飯に行くのはOKでも、旅行やテーマパークに行くといったカップルっぽいことは避けたり。

 しかし、昨年一人のセフレとのセックスを定期的に行っていく中で、私のこのセフレ・ルールが少しずつ崩れていったのです。その彼とは、20歳の時から約7年間、大体月に1回のペースでどちらかの家でセックスするといったライトな関係だったのですが、最近家に行ってもセックスしなかったり、2人で岩盤浴や紅葉を見に行くといったデートっぽいことをするようになりました。

 セフレといえども7年も続けば、彼が私とのセックスに飽きていてもおかしくありません。なので、どちらからもセックスする方向に持っていかなかった時は「そろそろ潮時かしら……」と思ったのですが、その後も連絡を取り合い、セックスなしのデートをするように。かつて「男と2人きりで会ってセックスしないで帰るなんて頭おかしい」と断言していた私なのに、普通のデートを楽しんでいる……! これはまさか恋ってやつ?

 私は恋愛経験があまりないので、正直いまの自分のその感情が何なのかはわかりません。ただ、彼とはセックスしなくても一緒にいて楽しいし……。2015年、ついにビッチに恋の花が咲くのでしょうか?

 ■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

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Lollipop-Rumiko

通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。