「天然なのか空気を読まないのか、自分のポジションを勘違いしているようなおごり高ぶった失言をこぼしてしまうことがあるので、公の場での橋本の態度にヒヤヒヤする関係者は多いです。過去には、インタビューで女優としての心構えを聞かれた際に『もう私、女優としてやれることはやり切っちゃいました。もうやることないですよ』と仰天発言を繰り出したこともありますし。今はひところのアイドルブームで若い女性タレントがどっと芸能界に参入していることもあり、『私は他の女の子とは一味違うのよ』と存在感や独自の価値観を証明したいのかもしれませんが、他人を見下したような態度はいただけない。サブカルチャーに傾倒してメジャーな仕事を軽視するようになることも心配です」
劣化よりも、立ち振る舞い方で自ら活躍の幅を狭めてしまわないか心配だ。同じ高校で学んだ仲間たちや、昨年4月まで看板モデルを務めた雑誌「Seventeen」(集英社)のモデルメイトなどもおり、芸能界での交友関係は決して浅くもなく、同世代でアイドルをしている友人も多いという橋本だが、彼女らとは一段違う、異端のポジションに立ちたいのだろうか。端正なルックスだけに終わらない演技力も多くの演出家に買われていて、本人次第でまだまだステップアップできる一年になりそうな橋本。謙虚な姿勢を忘れずに飛躍の年にしてほしいものである。
(ルイコスタ松岡)
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