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超能力者を装ってキャバ嬢を口説く!? インチキおじさんに物申す!!

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 あけましておめでとうございます。初詣で大吉を引き当て、無事に年明け一発セックスもしつつ、なんだかいいスタートをきれた気がします!本年 もおはなちゃんワールド全開で走り抜けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。今年はもうちょいまともな文章書けるように頑張りますね☆〜(ゝ。∂)

 さてさて、私の働くキャバクラは一月三日から営業が始まったのですが、新年早々トンでもないお客様に当たってしまいました! これは成仏させねばアカン! というわけで、さっそくぶった斬っていきたいと思います。

2015年最初のキモ客現る

 オープン20時に早々と入店してきた男性。ちょっと小太りで、黒縁眼鏡をかけている、秋元康を劣化させたような……どこにでもいる普通のおじさんでした。「乾杯だけならイイよ」と言ってくださり、一杯千円のドリンクを出していただいたので、(これはイケるかも?)と思ったのも束の間! いきなり「ボク、実はすごい力があるんだ」と、私に向かって両手を広げました。

 こうなったら、こちらも彼の自慢大会に乗るしかないので、「へえ~! どんな力ですか?」と興味津々のフリをして食いつきます。するとおじさんはドヤ顔で、

「なんでも病気を治せる」

 と言うもんだから飲んでたビールを噴き出すところでしたよ。

 新年一発目で超能力者とお話できるとは思いませんでしたよ。ありがたや〜ありがたや。

 どうやらおじさんは子どもの頃から特別な力があると自覚しており、インドで一年ほど気功の修行を受けたところ、その能力が開花したとのことでした。

 んで、そのおじさん、私の手を握ってこう言ったんです。

「ほら、だんだん手が温かくなってきただろう?」

 って。(そりゃそうだよ、てめーが握ってんだろうが!)

私「ハ、ハイ……。なんか熱いくらいです……」

 こう言うと、彼は満足そうにし、続いて私の首を触ってきました。(おいおい気功を理由に触りてーだけじゃねーか、この変態ジジイ)と言いたいのをグッとこらえ、おじさんの茶番に付き合いました。

おじさん「ボクが3つ数えたら、君の首は動かなくなるよ。そして、肩こりや頭痛も全てなくなる。いくよ。1、2、3……!」

(ヤバイ、全然動く……!!!)

 でもここで動かしたらおじさんのプライドはズタズタに! そんなの、そんなの可哀想すぎる!新年早々、彼の心を傷つけてはいけない! とキャバ嬢モードを死守し、

私「どうしよ〜〜! 固まっちゃいましたぁ〜〜!( ;  ; )」と迫真の演技!!!
おじさんは「だろう? 大丈夫だよ、ボクが触ったら治るからね」と無意味に私の体をベタベタ触り、気功(?)を解いてくれました。

 その後も腰痛を治すだとか、ダイエットに効くだとか、あれこれ理由をつけて身体を触り、ご自慢の技を披露してくれました。私もどこかで「え~効かないなぁ?」とか適当に言えばよかったんですけど、なんか彼のドヤ顔を見るたびに胸が痛くて……結局言い出せないまま時間が過ぎて行きました。

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おはなちゃん

オープンスケベ。4歳で初めて股をこすってから、性に目覚めた22歳。普段は女子大生、事務アルバイトをこなしながら日々性を楽しんでいる。おじさんキラーであり、現在24歳年上のおじさまとお付き合い中。