Mちゃんのセックス観は極端な性教育によって生み出されたものなのか? はたまた、彼女のご両親の教育なのか? それとも、詳しくは聞けなかったけれど、個人的なトラウマとなる経験に基づいているのか? 複数の外的要因が彼女をこのような価値観に導いていると思われますが、私は彼女と接していて、「これって将来のセックスレス予備軍なんじゃないかな」、と思ったのです。
日本では諸外国と比べてパートナー間での性交渉頻度が極端に低いことがいくつもの統計結果に表れています。少子化も年々進行し、セックスレスは深刻な問題になりつつありますよね。離婚の原因にもなります。
Mちゃんの価値観ですから、私がどうこう口を挟むのは余計なお世話ですが、頑なにセックスを嫌悪することは、彼女自身の人生の選択肢を狭めることにもつながると思うのです。将来的に、人生を共にしたいパートナーと出会ったとしても、決してセックスを肯定しようとしない彼女のセックス観が2人の間で問題になるだろうことが予想されます。
今の私が、彼女にセックスの喜び、楽しさ、メリットをいくら伝えても、Mちゃんには理解できない様子で、相互理解の余地もありません。
でも、結婚や出産・育児に対しては「するもんだ」と思っているMちゃん、これから先、いつになるかはわかりませんが、誰かとセックスをすると思います。処女じゃなくなるその日までに、どうか正しい知識と、自分とは違う価値観を知る機会があればいいなあと感じました。性をタブー視して目を逸らし続けていては、その機会が訪れたとしても、自らドブに捨ててしまいかねませんが……。
私も、バカバカしくエロいことを言うだけじゃなくて、自分の経験から「処女」や「セックス」について語っていきたいなと思いました。
セックスレス予備軍の友達はまだまだたくさんいます。
経験がないことは悪いことではありませんし、これからもっともっと素敵なことが待ち受けている証です。いろいろな価値観と触れ合う中で、自分なりのセックスポリシーを身につけられたらいいのではないでしょうか。
一人でも多くの人が、性に興味を持ってくださることを願って!
おはなちゃんは今日もオナるぞ、おー!
■おはなちゃん/ オープンスケベ。4歳で初めて股をこすってから、性に目覚めた22歳。普段は女子大生、事務アルバイトをこなしながら日々性を楽しんでいる。おじさんキラーであり、現在24歳年上のおじさまとお付き合い中。