何らかの目的達成のために、インターネット経由で出資を募り資金調達をするクラウドファンディング。いくつかあるうちのひとつ「ミライブックスファンド」で、かつてAKB48に在籍していたタレント・森杏奈が、20歳を記念して、初めての写真集を製作するプロジェクトをスタートし、その内容が「デート商法ではないのか」と物議を醸している。
彼女は高校時代にAKBの一員として活動しており、島崎遥香の同期である。だが諸事情で芸能界を引退し、大学に進学。卒業後は保育士の道に進もうと考えていたという。だが、「保育士としてやっていこうと考えましたが、何か形に残るものを作りたかったという想いがずっと消えませんでした」として芸能界へ復帰。「何か形に残るもの」として写真集製作を希望したそうだ。撮影はニューカレドニアでのロケを予定しているという。元AKBという知名度が奏功したのか、1月23日17時の時点で支援人数は55人。わずか1日で目標金額200万を達成した。20万円という大きな額を出資してくれたサポーターも5人いる。
しかし、この「20万円出資者への特典」の1つである、森とデートできる権利が、「デート商法?」「援助交際を連想してしまう」と非難を浴びている。特に問題視されている具体的な特典内容は、以下の3つだ。
■森杏奈とピクニック&水族館(都内で実施予定) ※カメラマンも同行
■森杏奈とカメラマンの菜摘と3人でランチ・菜摘がその時の写真撮影・データお渡し(都内で実施予定)
■森杏奈とスポッチャ(都内で実施予定) ※カメラマンも同行
同ページでは、写真集撮影を担当予定のカメラマン女性(菜摘)の顔写真も多く掲載されているが、モデル活動もしているとあってかなりの美人だ。これだけ可愛らしいルックスの女性2名を伴ってのデートとなれば、出資者も実施日が待ち遠しいことだろう。ただ、「お金を払って、デートの権利を得る」ことが正当か否かでネット上の意見は紛糾している。否定的なものでは前述のように「援助交際を連想させる」という意見から、「そんなやり方で金をかき集める人を応援できるのか」「JKお散歩と同じ、性風俗では?」。逆に、「たかが握手のために何枚もCDを購入させる商法よりは良心的」との見方もある。
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