最近の山田優のネットでの炎上ぶりはかつての辻希美を思い起こさせるほどすごい。山田は自身がママをウリにしてなくとも勝手に追いかけ回され、プライベートを晒され、勝手に「ママなのにけしからん!」といわれるトバッチリ具合である。世間というかメディアが山田をママタレに仕立て上げようとしているのであるから、この格付けリストにも山田を入れるのが「週女」のメディアとしての礼儀ではないのか? 他方、山田の親友である西山茉希は産後間もない頃からウェブ絵本のイラストを手がけるなど、精力的に「ママならでは」の仕事を行い路線変更してきたのだから、そこはスルーしないであげてほしい。
そして、子供の顔は出しません! と宣言したのにあっという間にブログで顔写真をアップし始めた優木まおみ(34)も、どのあたりに位置するのか気になるところである。彼女もそろそろアパレルショップをオープンしそうな気がする。梨花、えみり、まおみ。三つ巴のオシャレママ合戦がきっと始まる。
ちなみにこの格付けの最下位は美奈子(31)。5~10万円クラスにひとりだけ属していた。これは作家などが「文化人枠」としてテレビ出演する際に提示される額とほぼ同等だ。芸能界も、今となっては美奈子を芸能人としては見ていないのだろうかと思うほど、他のママタレと差がある。気になって美奈子のブログをチェックしてみたところ、子供たちの写真がほとんどで、仕事についてはほとんど言及がない。月に数回、パチンコ番組に深夜出演していたり、同じく深夜のFMに出演していることなどを告知している程度である。家族皆で餃子作りをしている記事には部屋の洗濯物も写り込んでいる。通常のママタレであれば即アウトな失態であるが、美奈子であれば『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)で見慣れていた汚部屋よりも綺麗であることのほうに感心するから、得な立ち位置であるともいえる。それよりもこの記事に写っている美奈子の顔面が若干変貌を遂げており、誰だか分からないレベルになっているが、もはやこれも話題にすらならない。美奈子のママタレとしての旬はもう終わってしまったことを、ギャラも物語っているのだろうか。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。