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安室奈美恵とエイベックスは「音楽業界なめすぎ」!! ふかわりょうが非難

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安室奈美恵「FEEL」Dimension Point

ホントは弾けないの?(安室奈美恵「FEEL」Dimension Point)

 先日、安室奈美恵が7月10日リリース予定のアルバム『FEEL』(Dimension Point)から先行して、新曲「Let Me Let You Go」のミュージックビデオを解禁した。その映像では、なんと初の“弾き語り”に挑戦!! 安室は真っ白なグランドピアノの前に座り、音色を奏でている。

 ロサンゼルスのビーチにセットを作り、夕日が沈みきる直前のわずか20分という限られた時間で撮影したという同作。安室はこれまで、音楽番組やライブで楽器をプレイしたことはなかったが、今回、ピアノ初披露と思えないほどのハイスピードで曲譜を覚え、撮影はスムーズに行われたそうだ。

 口パクアーティストが跋扈する昨今の音楽業界で、激しいダンスパフォーマンスをしながら、美声を響かせる安室の存在は、他のアーティストと一線を画してきた。ところが、この“ピアノ弾き語り”は、戦略として少々失敗だったようである。

あれ、弾いてない?

 6月30日放送のラジオ番組『ROCKETMAN SHOW』(J-WAVE 毎週土曜25:00~29:00)にて、メインパーソナリティのふかわりょうが、「あれはひどい」と批判を展開した。ふかわは、26日に解禁された安室の新曲PVを見て、安室が“弾きマネ”をしているだけだとすぐに気付いたという。ふかわ本人が幼少期からピアノを習い、確かな腕前を持つからこそ分かったことだろうが、いわく、「指の曲げ方や置き方が初心者特有のそれで、その弾き方じゃ絶対にこの音は出てないってのが明白」。

 あらためてネット上に公開されている同PVを見てみると、安室の指先が写るのはわずか一瞬だが、確かにどこかぎこちなく、初々しい印象すら覚える手つきだ。ふかわは「完全にあてぶりなのよ。安室奈美恵はピアノ弾けないわけ」と断言したうえで、安室が弾いていないにもかかわらず“弾き語り”としてプロモーションしていること自体を「アウトだと思う」と明言。

 安室奈美恵といえば、先述のように、歌もダンスもトップクラスの実力と誉れ高く、CD売上枚数や一般視聴者の好感度も高い全方位型トップアーティスト。そんな「一流アーティスト」の彼女だからこそ、たとえスタッフから「あてぶり」を提案されたとしても、その発案に乗るべきではなく、「これ見て安室奈美恵はアーティストじゃなくてただのパフォーマーなんだって実感した」とふかわは言う。

 さらに、これを受け入れてパフォーマンスした安室のみならず、「これをやらせて、“弾き語り”って宣伝するエイベックスは、日本をなめてるね。おい、エイベックス、日本をなめてるのか。日本の音楽をなめてるのか」とふかわの舌鋒は鋭さを増すばかりだった。

 芸能界では、「何もできないアーティスト志望」の若者が、PR戦略によってさも才能と人気があるかのように見せかけられることなどは日常茶飯事だ。同じ業界に身を置きつつも、このやり方を苦々しく感じている人間も少なからずいることだろう。そこに一石を投じたふかわに、リスナーは「よく言った」「ここまで言って大丈夫?」「ふかわさんは芸能界唯一の良心」と賞賛および心配の声を寄せている。

 しかし、わずか20分しか時間のない中で撮影されたこともあり、PVでは満足に弾けていなかっただけという可能性もある。スタジオで音源を録音する際には、安室本人がピアノを弾いていたという可能性も、まったくないとは言い切れない。

 エイベックスおよび安室側は、この“あてぶりバレ”問題に何らかのかたちで言及するのだろうか?