上半期最後の日曜日の夜、ゴールデンタイムは圭ちゃんの“ノロケNIGHT”状態だった
芸能人が結婚すると、その結婚相手が同じ業界人ならば「当然」、全く違う世界の一般人であっても一緒にバラエティ番組に出演するパターンが多い昨今だが、最近は北陽の虻川美穂子夫妻や、磯野貴理子夫妻のように、“女性芸能人&イケメンシェフ”というカップルの露出が目立っている(貴理子の旦那は厳密に言えばシェフではないが)。
いま一番ホットなのは5月に電撃結婚した元モーニング娘。の保田圭夫妻である。モテないキャラからの逆転結婚劇で、驚きと共に盛大に祝われた圭ちゃんの“奇跡の結婚”特需が止まらない! 連日、“イケメンシェフと結婚した圭ちゃん”をテレビで見かけまくっている状態だ。
イベントでもひっぱりだこのようで、バラエティ番組から情報番組の芸能ニュースまで、幸せオーラを振りまいている。開店休業中のモー娘。同期である矢口真理の負のオーラを、幸せオノロケビームで掻き消すほどの勢いである(それでもまだテレビ復帰は遠そうな矢口……)。
6月30日放送の『さんまのスーパーからくりTV』(TBS系)では、「明石家さんま58歳の誕生祭SP」と題して、7月1日の誕生日で58歳になった、さんまちゃんの誕生日企画2時間スペシャルだった。還暦まであと2年!? お笑い怪獣の衰えは一体いつやってくるんでしょうか。きっと、10年後もバリバリMCやっていることでしょう。
番組内では誕生日企画は驚くほど少なく、結婚できない女芸人たちが料理を学ぶ「お稽古女子の習い事」と題した新企画が登場。“幸せを掴む為に、男性の胃袋を掴める料理を独身の女性たちに学んでもらう”という趣旨らしい。
今回は一流シェフから、家庭でも再現できるプロのイタリア料理のコツを学ぶことになった。料理を教えてくれるのは、超イケメンシェフと紹介されて颯爽と登場したイタリアンシェフの小崎陽一先生(35歳)。東麻布や西麻布にイタリアンレストランを構え、昼間には料理教室も開催しているらしい。彼こそが、噂の圭ちゃんの旦那様である!
小崎先生の隣には、もれなく保田圭ちゃんが参上! 夫婦セットでのお仕事に張り切る圭ちゃん。なんでも二人は「圭ちゃん」「ようちゃん」と呼び合っているそうだ。それを聞いた女芸人のみんなから「い~な~♪」「い~な~っ!」の大合唱。現場にいた光浦靖子の「い~な~!」が一番ずっしりと感情がこもっているように聞こえた。
ついこの間までジャンルは違えど、モテないキャラ同盟の仲間だったはずの圭ちゃんに、こんな目の前でとびきりの幸せを見せつけられた時の切なさ&羨望。そりゃあ、とても重みのある「い~な~!」なわけである。
バラエティなのに「それなりに旨くやっちゃった」女芸人たち
料理教室では“イタリア風 鮎のカツレツ”のレクチャーが始まった。担当生徒は料理経験がないという椿鬼奴と、今さら料理を習わなくても料理歴23年のキャリアを持つ光浦靖子。光浦さんは十分慣れた手付きで料理をし始め、小崎先生のレクチャーに対しても「ひと手間かけると全然違うんだ~」と一般主婦のような普通発言で余裕を見せる。一方、料理をほとんどしたことのないという椿鬼奴も、意外や意外、最後の盛り付けが独創的でパンクな配置を除いては美味しそうなカツレツに仕上がっていた。
次に“魚介のトマトクリームパスタ”に挑戦するのは渡辺直美と新妻の圭ちゃん。料理初心者だという圭ちゃんは調理器具を持つ手もおぼつかず、肘を肩の高さまで上げておっかなびっくりフライパンと格闘している姿がなんだか危なげだったが、とてもかわいかった。こんな一生懸命に頑張る姿にもイケメン旦那は惹かれたのだろうか?
「作った料理を(旦那さんが)なんでも褒めてくれますぅ♪」とおノロケトークに拍車がかかる圭ちゃんに、再び「い~な~♪」「い~な~!!」の女芸人大合唱。またしても光浦の声のトーンに注目してしまった次第です。
シェフにパスタの固さを確かめる為の「パスタ吸い確認」をリクエストする光浦。ちゅるちゅる~っと、パスタを一本吸い込みアルデンテ加減をチェック、イケメンシェフは何をしても様になってるなぁ、と感心。それを「もう一回!」と二度も強要する女芸人たち。ほんと、こういう素敵仕草を欲しがるよね~!
豪快に具材を投下し適当な味付けで料理された直美のパスタは、魚介の旨味が見事にアシストしたせいか、思いのほか大評判だった。「一日寝かせた(深い)味がする~」と絶賛され、まんざらでもないドヤ顔の直美だった。
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