「なんちゃってFカップ」を詐称できる“ブラサイズ”のからくり

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Photo by BUSTY UK MILF from Flickr

　自分のブラジャーのサイズについて、「公称Cってところかなぁ。ものによってはBでもDでもいけちゃうんだけどね……」といった具合に、ぼんやりとしか認識していない女性、実は結構多いのではないでしょうか？

　一方で、男性雑誌のグラビアを見ては、「スレンダーFカップ」などの文字が目に入り、「この子、こんなに痩せてウエストもくびれているのに、巨乳かぁ……」と遠い目をしていませんか？

　実はこの、スレンダーなFカップは怪しいもの。ブラ選びによって、なんちゃって巨乳をつくることは十分に可能なのです！

スレンダーのF＝胴体太めのB!?

　筆者が以前訪れた高級下着店で、希望のカップサイズが品切れとなっていたのですが、店主は「カップをひとつ下げて、アンダーをひとつ上げたものをお直しすれば大丈夫」とアンダーを切って短くしてくれました。

　そう、ブラジャーは、アンダーが大きくなるほどカップサイズも大きくなり、アンダーが小さくなるほどカップサイズが小さくなるのです。……ってこう書いても、伝わりませんよね。たとえば、「カップ自体の大きさ」は、C70とB75がほぼ同じ。カップの真実は、

A90=B85=C80=D75=E70=F65

　なのです。こう見ると、「A90はなだらかな弧を描くカップで、F65は急カーブのカップ形状なのでは？」との疑問が沸きますが、色々な下着店を回って見た結果、ほとんどのお店のカップは、AでもFでも同じものを流用。ただアンダーの長さ・太さ、ホックの数やストラップが違うだけなのです！

CカップとFカップ。カップ部分は同じ…!?

　よく痩せていて「Aカップか？」などとからかわれたタレントが「計ったらDありました！」と隠れ巨乳感を漂わせたりしていますが、たいていはこのカラクリを利用したものなのです。見方を変えれば、グラビアでお腹や脚を公開できるようなスレンダーボディでFカップの女性だと「F65」をつけているかもしれませんが、C80のアンダーを短くしてホックの位置を調整すれば、C80のブラで「カップ部分は」問題ないということになります。まあそれでも、検証画像を見てわかる通り、Cカップ用のブラはFカップ用と比べてアンダーもストラップも細めにつくられており、「巨乳」を支えるには不向きなのですが。