でもこのカラクリを利用すれば、自分にぴったり合うサイズで好みのデザインのブラを見つけにくいという方でも、既製品をカスタマイズして自分好みのものをつくれますね。たとえば「B85」の人がお店で自分のサイズが品切れの場合に、「F65」を購入。妊婦用などとして売られている、アンダーを伸ばすアジャスターをつければOK。彼氏がブラの表示をちらっと見て「お、オレの彼女Fカップだったんだ!」と誤解して喜んでくれるというメリット(?)もも期待できます。
また、普段F65の女性で「私の彼氏、私がFカップだからステイタスを感じてつき合ってるだけかも。本心はどうなのかしら?」と悩んでいる人がいたら、B85あたりを購入してみてください。アンダーをつめて着用し、ある時、彼氏の部屋にわざとらしくブラを落としておいてみましょう。「デカいはずだけど、実はBカップなのか……!?」と衝撃を受けるかもしれませんが、彼の態度が変化しなければ揺るぎない本物の愛を確認できます。
高いブラのカップは1~2サイズ盛り傾向
一流メーカーのお高めブランドや、高級下着店で試着をし、「自分のサイズが分からないので、見てもらえますか?」と店員さんに頼むと、まずは小さめカップから試すよう言われ、脇肉を詰め込まれてどんどんサイズアップ……そんな経験はありませんか。
ショップで試着をすると、最終的に自分で選んだものより2サイズほど上を勧められることが多いようです。こういった体験をすると、「きちんとした下着に脇や背中のお肉を入れれば私も巨乳なのだ。やはりいい下着は違う!」と思い込みがちですが、ふと、前から使っていた安いお値段のブラ(上下セットで2900円くらい)と、新しく買った高級下着を比べてみると、カップ自体の大きさはさほど変わらないような……。「安いブラのCカップ=高級ブラのEカップ」だったりするんです。高いブラは、素材や縫製、手仕事にこだわっているのかもしれませんが、価格に“客の気分を上げる代金”も含まれているのかもしれません。値段と共にカップ表示も盛り気味のようです。
安ブラにもカップサイズを盛ったもの多し
しかし、安価なブラでも、「盛り」を売りにしているものは、通常サイズより2カップほど上を買ったほうがよいです。というのも、極厚パッドがついていたり、ブラのカップ自体にパッドが仕込まれていてグローブのようにぶ厚くなっていたりするため。布の厚みでカップサイズが上がったような錯覚を味わうことができ、気分が盛り上がるというメカニズムなのです。ただしグローブのようなブラには落とし穴が。狭い中に肉を詰め込むことでバストの形が崩れてしまったり、バストトップを常に押さえつけているため、血行不良が起こる可能性もゼロではありません。血行が悪くなると乳首の色がくすむかもしれませんが、色彩の美しさより盛りを重視する人には向いていると言えます。また、「極厚パッドの盛りブラをつけると、確かに肉が寄せ上げされてデコルテ部分が膨らむので、胸元の空いたトップスを着る時に重宝します。でも、寄せ上げすぎてたまにブラの上から乳首がハミ出そうになって慌てます」(20代女性)という危険な話もありますので、その点もご注意ください。
(十五条えも)
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