2月23日に都内で行われたニフティの次世代ローコストスマホのCM発表会に登場した女優の沢尻エリカ(28)。これまでは金髪だったり茶髪ロングヘアの時期が長かった彼女だが、発表会では黒髪ボブにイメチェンした姿を披露した。
前日に染めたようで、「黒髪=真面目」イメージでアピールしたいのか、「1作品ずつお芝居に向き合っていく」とイイ子コメントを強調した沢尻。しかし一部ネットニュースでは、現場での彼女の様子を、イイ子キャラを演じ切れていない「見るからにご機嫌ななめ」だったと報じている。かつて“別に”発言で大バッシングを浴びてメディア露出が激減、さらには大麻中毒疑惑が取り沙汰されるなど、不良なイメージが強かった頃の沢尻の復活も近いのでは、ということらしい。昨年8年ぶりの連続ドラマ主演となった『ファースト・クラス』(フジテレビ系)の撮影現場では「何度も差し入れを持ってきたりと、周囲に気を遣っていた」と意外なエピソードが出たりもしたが、気分屋で気性の荒い性格はそうやすやすと変わるものではない?
「この発表会の時の沢尻さんは無表情で一点を見つめていたりと、ご機嫌ななめというよりとても疲れていた様子でした。昨秋に放送された『ファースト・クラス』のセカンドシーズンの視聴率不振、それに伴ってCM出演料が4000万円から3000万円まで下がったとの話もあり、ストレスは感じているでしょう。彼女はよく言えば自分に素直、つまり苛立ちや疲れが表情に出やすいタイプでもあります。しかしこの発表会はCMキャラクターとしての大事な仕事で、もし体調が悪くても笑顔で乗り切るべきシチュエーション。こういうシーンでこそプロ意識が求められます。もっとも、彼女の場合は無理にイイ子の仮面をかぶらされるより、女王様キャラを貫いた方が需要はありそうですが」(広告代理店関係者)
それにしても、もう8年も前の出来事である“別に”騒動がいまだに蒸し返されるというのもすごい話である。相当なインパクトがある発言・態度だったことを証明している。沢尻サイドのみならず、マスコミ側こそがあの頃の無敵で獰猛な沢尻像が復活することを願っているのかもしれない。文句のつけようがない美人で清潔感も欠けてはいない沢尻だが、いくら髪色を黒く染めようとも、おとなしそうな清楚女優の枠にはハマらない。むしろ本来の彼女の姿と離れすぎて、ワザとらしさが強調されるばかりだ。いずれにしろ、窮屈で無難なキャラに収めようと周囲が奮闘したところで、本人はスルリと逃げ出してしまいそうな危うさがあり、「イイ子キャラ」は長く持たないだろう。もう彼女も大人であるし、仮面を被せず本来の魅力を活かした売り方をしてほしいものだ。
(シュガー乙子)