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ヘテロからバイになった女性にきく「彼女の彼女になってみて」

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Photo by Ashley Linh Trann ♥ from Flickr

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 先月、東京都渋谷区が同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認める条例案を発表し、大きな話題になりました。続くように世田谷区も同性カップルに対して施策を検討するとしています。

 今回は、その条例案を喜ばしく思っているという26歳女性・Aさんにお話を聞くことに。というのも彼女は現在、女性とお付き合いしているそうです。元々は男性としか付き合わないヘテロセクシャルでしたが、今ではバイセクシャルのAさん。どういう転換点があったのかを伺いました。

――現在の彼女とお付き合いするまで、同性に恋愛感情を抱いたことはなかったんですか?

A「はい、いまの彼女がきっかけです。女性も男性も好き、というよりは、好きになった人がたまたま女性だったという感じ」

――彼女とお付き合いを始めた経緯は?

A「彼女は高校の同級生でずっと仲がよかったんですけど、1年前に2人で遊んでいた時に急に告白されたんです。『友達としてじゃなく、恋愛対象として好きなんだけど』って。彼女は昔から『男に興味ない』って断言してて、彼氏ができたこともなかったから、友達の間では『実はレズなんじゃないの?』って噂もあったんですけど、まさかホントにそうで、しかも私を好きだなんて思ってもみませんでした」

――じゃあ告白を受けてどう思いましたか?

A「告白された時はびっくりしたけど、なぜか嫌だとは思わなかったんです。その気持ちを彼女に正直に伝えたら、『じゃあお試しで付き合ってみよう』ってことになって、恋人同士の関係になって、私もだんだん彼女を好きになっていきました」

――告白を機に友達から彼女に! それって、男女間でもよくあることですよね。長く友人関係だったけど、恋人に……って。今では相思相愛なんですよね?

A「そうですね。今の関係にあえて男女の役を割り振るなら、私が“彼女”で、彼女が“彼氏”という感じ。彼女は元々男前キャラで、後輩たちから『かっこいい!』って歓声を浴びるようなタイプだったので、女の人と付き合ってるって感じがそんなにしないかも。男の人と付き合った時と同じ感覚で、付き合ってるような気がします」

――彼女は高校の同級生なんですよね。それなら、共通の友達も多いと思うんですけど、付き合った前後で周りの友達との関係は変わりましたか? お二人の交際はカミングアウトしている?

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