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女子会でうつになる? 女子カースト脱出のすすめ

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 このコもカーストさえ上がれば、幸福になるんでしょうか。記事内では「『カースト』を上げる4つの方法」も挙げられていますが、「自分を磨いて可愛くなる」、「コミュ力を高める」、「素敵なカレを作る」、「打ち込めるもの見つける」というカースト向上法のうち、最後以外は、頑張ってる人にさらに『頑張れ』と声をかけて余計うつに追い込むような施策に思えます。ちゃんとしたお医者様なら、「女子会だけが女子の生きる場所ではないし、他に打ち込めるものを見つけたら?」……と、労働制限ならぬ、女子会制限を薦めるでしょう。そうしなければ下位カースト女子の生きづらさはますます増してしまいます。勝ち目のない苦しい戦いよりも「他で生きる道」を進んだほうが良いことだってあるんです。ましてや女子大生ともなれば、先の人生は長いのですから、ここらで女子会に別れを告げるのも賢明なのかもしれません。

 とはいえ女子会を捨てて進むべき「その他の道」はどこなのか、そしてその道はどこにつながっているのか。さしあたっては「仕事がデキる女性を目指す」というのがあるでしょうか。『JJ』が薦めるカースト向上法のひとつ「打ち込めるものを見つける」にも、「今は『自立した女性』がカッコいいとされる時代」と書いてあります。キャリアを理想として燃える女子は、自然と輝いて見えて、気がついたらカーストが上がっていることもあるんだとか。

 オヤジ向け雑誌でもなんでもない、女性ファッション誌なのに、「女の勝負に勝てない女性が、仕事を選ぶのだ(あるいは対偶をとって、仕事を選ばない女性が女の勝負に勝つ)」という価値観が見え隠れする『JJ』。女性性も、ビジネスもフル回転しまくっているロール・モデルとして、勝間和代さんぐらいしか浮かばないのは申し訳ありませんが、女の勝負に負けてなくとも、仕事を選んだって良いはずなのに……! 今回は「時には女子会を『断る力』も大事」という結論でどうでしょうか?

■カエターノ・武野・コインブラ /80年代生まれ。福島県出身。日本のインターネット黎明期より日記サイト・ブログを運営し、とくに有名になることなく、現職(営業系)。本業では、自社商品の販売促進や販売データ分析に従事している。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra