連載

離婚後に転がり込んで来る、パラサイト義妹たちへの困惑

【この記事のキーワード】

『居座る義妹を追い出した』トピ主=男性(夫)/義妹=妻の妹

 上記2本は「追い出せません、困っています」という相談内容だったが、こちらは「追い出しました!」という報告トピ。トピ主が住む家に、昨年秋、離婚して子供2人を連れた妻の妹が転がり込んできた。年内には新しい仕事を見つけて出て行くという話だったのに、年が明けても結局仕事は見つかっていない。妻は妹を不憫に思い、旅行やテーマパークに行く費用を出してあげたりと甘やかしている。そして今では義妹が「この家大きいから、私たちいても大丈夫だよね」などと言い出した。

 トピ主はこの状況をなんとかしようと、妻と義妹の外出中に安宿を予約し、義妹の荷物をそこへ運び出した。鍵も取り替え、今後一切家に入れないと宣言し、妻にもこれ以上義妹を居座らせるなら離婚すると申し出た。義妹からは電話やメールがひっきりなしにきているが、コレで良いですよね、という相談だ。

 トピには「エール」投票が7000を超え、コメントも「支持します」「頑張ってください」等、トピ主を応援するものが多く寄せられている。トピ主レスでは、

・これまで義妹が生活費を入れることもなく、居候なのに我が物顔だったこと
・家事をせず、子供を預けて遊びに行く

 などの不満があったからこのような行動に踏み切ったことが明かされていた。妻は義妹を擁護しており、「夫婦の家なんだから私の家族を招いて何が悪いの。これだけ広い部屋だから、かわいそうな妹に援助してもいいでしょ」と非難されているトピ主だが、その後の顛末が書き込まれていないので、義妹と妻がどうなったのか気になるところである。ひょっとしたら、トピ主夫婦が離婚し、妻・義妹・子供たちで暮らすという結末もありなのかもしれない。

 確かに、両親が施設に入っていたり他界していたりすれば、離婚したときに行くあてがないという義妹の言い分も分からなくはない。しかし離婚に際して、ある程度まとまったお金を用立てられず、無職状態で子連れで……と、かなり詰んだ状況の義妹たちなのに、義家族(姉の旦那、兄の嫁)から同情や応援を受けることなく、こうも白い目で見られてしまうのは、やはりその「我が者顔で居座る」態度に原因があるのだろうか。また、彼女たちの元旦那であり、子供の父親である男性たちと、財産分与や養育費について何の書面もかわさぬまま離婚してしまったのか? という点も素朴な疑問だ。専業主婦で子連れの女性が、当面の生活費や引っ越し代も持たぬままに離婚してしまうのはものすご~~~~~く危険なことである。元旦那のDV被害や借金取り立てなどから命からがら逃げてきたというのだろうか? これらのトピを眺めていると、登場する義妹たちは最初からきょうだいの住む家をアテにしていたような気配も感じさせる。家族を頼る気持ちはわからなくもないが、自立するために情報を仕入れて行動をしていかなければ、いくら家族(or義家族)であっても愛想を尽かされてしまうことがよくわかるトピたちだ。

 自分の住居に、いきなり誰かが転がり込んで来て居座られる「トピ主」立場に立てば、そりゃもちろん迷惑だ。しかし逆に、既婚子持ち女性なら誰でも、そして今後既婚子持ちになる予定の女性たちもみんな、「義妹側」の立場になる可能性は想像しておいたほうがいい。結婚していても何が起こるか分からない。夫が急に死んだり、出奔したり、不和が生じて離婚ということは、誰にでも起こりうる。結局、もしものときの備えがいかに重要かを痛感する義妹トピであった。

ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

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