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仲間由紀恵を射止めた田中哲司の恋愛観「一般女性は怖いけれど女優さんは安心できる」

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田中哲司公式プロフィールより

田中哲司公式プロフィールより

 全10話の平均視聴率が8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と残念ながら数字こそ振るわなかった『ゴーストライター』(フジテレビ系)であったが、天才人気小説家(遠野リサ)として主演を務めた中谷美紀の、狂気を孕んだ気品ある演技が最終回まで節々に冴え渡っていてとても見応えあるドラマだった。

 そもそも、遠野リサに水川あさみ扮する小説家志望のアシスタント・川原由紀をゴーストライターとして利用することを仕向けたのは、田中哲司扮する文芸誌編集長(神崎雄司)であった。彼の野心ある策略に彼女たちが巻き込まれてしまう形でストーリーが展開していったわけで、彼がいなければこの物語は始まらなかったのである。

 その神崎編集長のキラーパスによって二人の女性の運命は徐々に狂わされ、どん底に落ち、共に身も心もボロボロになってしまった。だが、お互いにぶつかり合いながらその苦境を乗り越えて最後にはタッグを組み直し、終いには神崎編集長を蹴散らし、見事な復活劇を遂げていく様は圧巻であった。

 そんな同ドラマの重要なキーパーソンとして相当感じの悪いやり手編集長役を演じていた田中さんであったが、2月27日放送の『バナナマンの決断は金曜日!』(同局)で披露された彼のプライベート映像を拝見したところ、意外にもお茶目な人だということが発覚したので、その模様をご紹介したいと思う。

「ハコスカ」を愛して止まない田中さん

 今回の決断ゲストとして番組から密着取材されることになった田中さんは、スタッフとの待ち合わせ場所に昭和の臭いがプンプン漂う超レトロなブルーのクラシックカーに乗って颯爽と現れた。あまり見かけないタイプの古そうな車種に驚いていたスタッフに、彼は「“ハコスカ”って言って、古いスカイラインなんですけど♪」と嬉しそうに紹介してくれた。

 なんでも40年以上前に生産された日産の「初代スカイライン」だそうで、車のフォルムが箱っぽいことから通称「ハコスカ」と呼ばれているらしい。コアなファンにはいまだ人気の旧車だそう。私は車に詳しくないので初めて聞いた呼び名であるが、なにやら可愛らしいネーミングじゃないですか~。

 このハコスカは田中さんが初めて買った車とのことで、「もう一生乗るって決めてるんで、ほぼ毎日乗ってますね~♪」と愛車に並々ならぬ思い入れがあることを明かした。早速スタッフにエンジンルームを見せようとボンネットを開けた田中さんは、

「このシンプルな構造がもう、堪らないですよ! ちょっと上から撮ってもらっていいですか? 地面が見えてる感じがスゴいんですよ!」

 と興奮気味に内部構造の説明をし始めた。確かに下のアスファルトが見えてしまうほどのシンプルな構造に驚いてしまった。ゆくゆくは「秘蔵のエンジン」なるものを載せ替える予定だそうで、すでに注文済みなのだとか。その後、搭載予定の新エンジンの解説も止まらなくなり、路上で20分も田中さんの愛車トークが繰り広げられていたそうだ。ちょいちょい~、どんだけハコスカLOVEなのよ……。

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テレ川ビノ子

テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!