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デジタル漬けの毎日がエロティックな感性を蝕む…。抜け出す方法とは?

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Photo by Leonard Lin from Flickr

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 デジタルデトックスなる語が聞かれるようになってひさしいですね。スマホやPC、それらを使ってのインターネットの閲覧、さらにはSNSでの活動から距離をおき、依存状態を脱却しようという試みのことで、週末だけデトックスしたり、思い切って電波の届かないところに旅行にいったり、いろんな方法が提案されています。

 かくいう私は、公使の別なくどっぷりネット漬け。朝起きてアラームを止めるついでにブックマークを開いちゃうし、出勤中も電車に揺られながらいろんなサイトの記事をチェックする(というかmessyをひと通り読む)し、ゲームをするときもあります。課金はしないけど。仕事でもネットにつながりっぱなしで、昼休みにはSNSチェック。帰宅後も記事を書いたり、そのための情報収集をしたり、SNSで告知をしたり、あとはそうした仕事に集中できずにだらだらと関係のないネットを見たり……1日のうちかなりの時間、モニターを見て過ごしています。

 そもそもこのバイブコレクターという活動も、バイブの使用感をブログで記録しようと思ったのがはじまりで、最初はあくまで独り言として垂れ流していたのが、いろんな人から反応や質問(バイブはどこで買えるの? とか、どんなのを買えばいい? とか)をいただいて、すっかりハマってしまったという経緯がありますし、ネットへの依存度はかなり高いほうではないでしょうか。

かなりの依存度!

 オカズもネット頼みです。TLはスマホで、動画はPCで閲覧するのが、私の基本スタイル。文庫本の官能小説を読んでじっくりとイマジネーションをふくらませるのも好きなのですが、時間がないときはどうしても短時間で性的興奮にスイッチが入る、刺激の強いものに頼ってしまいます。寝つきが悪い夜、睡眠導入的にオナニーすることもあるので、のんびりしすぎて睡眠時間が減るようでは本末転倒だという考えがあるんですね。とはいえ、「コレは絵柄が好きじゃない」「もっとかわいい女優さんのがいい」など、お気に入りのものになかなか出会えず、1時間以上もうだうだと捜していると、結局、寝不足になって翌日会社であくびをかみ殺すのに必死……ということも、ままあります。

 という毎日なので、最初はデジタルデトックスも「現代人にはそんなの無理無理」と一蹴していました。でも最近、ちょっと考え直したほうがいいのかも……と思うようになったのです。それは、彼と一緒に過ごしているときも、各々デジタルの世界に入り込んでいる時間が長い、と気づいたからです。彼はデスクに向かって、私はベッドに寝そべって、別々のPCを見ているーーそれはそれで静かな時間できらいではないのですが、危機を感じはじめました。こんなことをしていると、性欲減退につながる気がしてならないのです

 そんな折、「アダルトVRコンテンツは人類を滅亡させる可能性を持っている?」という記事を読みました。VR(バーチャルリアリティ)ポルノとは「現実に存在する空間で生身の人間が繰り広げるポルノ動画」だそうで、その生々しさたるや、ふつうの動画の比じゃないとのこと。体温も鼓動も息づかいもない、と冷静な判断をしている記者さえ、〈身体に男性らしい反応があった〉というから気になります。

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

@_momoco_

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