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9割以上が「同性パートナーシップ制度」に賛成。調査結果発表!

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 3月31日、渋谷区議会は「パートナーシップ証明書」の発行が定められた条例を賛成多数で可決しました。同条例は4月1日から施行され、証明書の発行は6月以降になるそうです。条例の全文は渋谷区のホームページから確認できます(渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例)。

 messyでは、3月27日から「【messy調査】パートナーシップ証明書、あなたは賛成?反対?」を実施。本日は、そのアンケート結果を発表します!

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 messy読者の9割以上が同性パートナーシップ制度に賛成されていることが判明。賛成の理由を要約の上で、抜粋しましょう。

「好きな人と一緒にいたいのは自然なこと」(女性、独身、26~30歳)
「法的拘束力はなくとも、人びとの意識を変えられると思う」(女性、独身、21~25歳)
「利用したい」(女性、独身、41~50歳)
「関係性が証明されないことで、社会制度を利用する際の実害がすでにある」(女性、既婚、36~40歳)

 など様々でした。ゲイやレズビアンなど当事者からの回答も多数寄せられました。一方で、興味深い反対意見もありました(要約)。

「同性カップルに限る必要がない。もっと多様な少数派たちを対称にして、多様な『約束によって決めた家族』を法の傘に入れるのがいいと思う」(女性、既婚、41~50歳)

 この方は、ゲイ、レズビアンなど同性愛者に限定せず、異性カップルでも内縁にならない人たちなども視野に入れた、より広義の「パートナーシップ制度」の導入がいい、というお考えのようです。同性愛者に限定することで、不公平感が生まれて、不必要な嫌悪が生まれるのでは……という懸念もあるとのこと。今回のパートナーシップ証明書で、広く「結婚とは」「家族とは」という議論が活発になるかもしれません。

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