小町の華は相続問題、夫婦問題、子供問題、そして嫁姑問題であり、まず結婚ありきの問題が目につく。またコメントを寄せる閲覧者も、既婚者であることが多い。夫婦間の問題にはすぐ「離婚!」と勧めながらも、嫁姑問題には「私の時代はもっと大変だった」と苦労を強いたりするのが、小町の常識だ。そんな場所で“結婚しない”事についての相談が寄せられると、まあフルボッコにされるんである。
同い年の彼女と付き合って6年になる35歳トピ主男性。「将来的に女性と結婚するつもりがなく、彼女にも付き合う前からそのことは伝えてありました」というトピ主は、揉めないようにメモ帳に簡単な念書も書いた。ところが最近、彼女がいきなり「ねぇ、結婚はどうするの?」と聞いてきたのだという。大事件である。驚きつつも「結婚しないって言ったよね?」と言うと彼女は「どうして? もう6年も付き合ってるんだよ?」と反論。念書を見せると「これから別の相手を探すなんて遅すぎる」と泣き出してしまった。なぜ彼女は約束を反故にしようとするのか、という相談だ。
結婚に憧れる人もいれば、しないと決めている人もいる。しかもトピ主は最初に「結婚しない」と伝えてあるので彼女もそれを知っているのである。筆者はトピ主と同じく、なぜ彼女が約束を反故にしようとしたのか本当に疑問であるが……後のトピ主レスで、彼女の真意が明かされた。
トピ主彼女は交際スタートした29歳当時、トピ主がまさか本気で「一生結婚しない」と言っているとは思わず、何年か付き合ったら結婚してくれるつもりだろうけど今はまだ結婚したくないだけなんだな、と軽く考えて念書を書いたようだ。そして6年も付き合った今、情もあるだろうし泣き脅しで結婚してくれるハズ……とタカを括っていた。なし崩し作戦である。
トピ主にまったく非はないが、このトピには“結婚をしないという選択”に抵抗感を持った小町住人たちからの批判コメントが溢れた。「彼女に限らず今後も絶対に結婚しないだけの理由がおありなんですね?」「もう、女性と付き合うのは、やめたらどうです?」「今後も結婚の意志がないのなら、同年代の女性と付き合うべきではありませんし、期間の長くなるような付き合い方もするべきではないと思います」などなどである。“結婚しないなら女性と付き合うべきではない”という暴論が出るのも小町だからだろうか? トピ主はこの暴論に対し、次のように反論している。
「大人の男女がお互い結婚しない前提でお付き合いをして何がいけないのでしょうか?」
「世の中には一定数、生涯(意図的に)結婚しない人々がいることをご存じないのでしょうか? それとも、みんなが自分と同じ考えじゃなきゃ嫌なのー! 自分の考えだけが正しいのー! という人たちなのでしょうか?」
まだまだ議論は続く。今後の展開とコメント欄でのやり取りが見逃せない。