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福山雅治にならセクハラされても「OK=171人」「NG=250人」

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『SWITCH Vol.32 No.4』スイッチパブリッシング

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 3月23日、ルミネCM炎上事件を受けてmessy読者に投げかけたアンケートの結果が出ましたのでご報告します。

【アンケート】福山雅治にならセクハラされてもOKですか?

はい=171人

いいえ=250人

(総回答数421人)

 4:6で「いいえ」の得票数が高かったですが、4割の人が「福山になら、されてもOK」との答えを示しています。セクハラを「※ただしイケメンに限る」案件にしてしまう女性も少なからず存在するということですね。このアンケート調査に関して、「福山雅治さんの名前をここで出すのは失礼」「福山はそんなことはしない」というご意見もあったかと思います。福山さんご本人および関係者の皆様、そしてファンの方々にとっては不快な質問だったかもしれません。勝手にイケメン代表としてお名前を拝借してしまい申し訳ありませんでした。

 さてしかし、この結果を確認して、「イケメンにならセクハラされても嫌じゃない」って言ってしまうのはどうなんだろう……とあらためて考え込んでしまいました。なんとなく、少女漫画で、イケメンに「顔が疲れてるよ」とか「お前に職場の華的ポジションは期待してないから」と茶化されても、「も~イジワル!(ぷんすか)」とリアクションする冴えない(という設定の)ヒロイン……という状況を連想します。そこにはお互いの関係性がどれだけ親密か、冗談が通じる間柄なのか、ということも大いにかかわってくるでしょうし、ちょうどいい距離感の感じ方・取り方が人それぞれ異なるからこそ生じる行き違いもあるでしょう。でも、「イケメン」の定義も人それぞれで違いますから、自称イケメン(あるいは自他共に認めるイケメン)の男性ならば性的嫌がらせをしても問題が表面化しないかどうかと言ったら、それはNOですよね。被害を受けた側が「嫌だ、やめてほしい!」と思ったならば、いくらイケメンでもダメなものはダメなわけです。誰がするか、ではなく、何をするかなのです。

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