
エリザベス神輿 Photo by ginza_line from Flickr
巨大な男性器型のお神輿が登場することで有名な「かなまら祭」が4月5日に神奈川県川崎市の金山神社で行われた。このお祭りは、江戸時代に飯盛女(いわゆる私娼)が性病除けや商売繁盛の願掛けを行ったことに由来し、現在は商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があると言われている。
外国人観光客から奇祭として大人気で、それをきっかけに国内でも注目を集めるようになったかなまら祭。お神輿を担ぐ際の掛け声は「わっしょい」ではなく「でっかいマ~ラ~!」。お神輿は、黒光りする鉄でできた男性器型の「かなまら舟神輿」、木で出来た男性器型の「かなまら大神輿」そして最も派手なピンク色の巨大な男性器型で、女装クラブの「エリザベス会館」から寄贈された「エリザベス神輿」の三種類がある。
露店で売られているグッズも、男性器を模した飴やボールペンであったり、鼻が男性器になっているメガネ、男性器の生えているチョンマゲカツラ、男性器がプリントされたTシャツなどなど、強烈なものが多い。
このかなまら祭、人気を博していた記念撮影用の男性器モニュメントを来年は設置しないことが決まった。
かなまら祭において祭の本義を無視した違法行為、露出行為に対し、警察や警備会社のご協力を頂いて対処、注意喚起をして参りましたが今年は速やかに着衣のご協力を得られなかった方がおりました。その為大変遺憾ではございますが、来年のかなまら祭では記念撮影用のモニュメントを自粛させて頂きます。
— 金山神社(俗称かなまら様)公式 (@kanayamajinjya) 2015, 4月 7
当社のかなまら祭における記念撮影用モニュメントの設置を来年は自粛する件についてお騒がせ致しており、恐れ入ります。今回は”褌姿での祭の根幹や本質を無視した悪ふざけ”に対し、注意を致しましたがなかなか受け入れて頂けなかった為、大変遺憾ではありますがこのような措置と致しました。
— 金山神社(俗称かなまら様)公式 (@kanayamajinjya) 2015, 4月 8
当社は以前より、違法行為、祭の根幹や本質を無視した悪ふざけや迷惑行為、無許可パフォーマンスは一切許容致しませんとアナウンスしてまいりました。その上での直接の注意をなかなか受け入れて頂けなかったこと、さらになぜ怒るのかと逆に問いかけられたことに問題を感じた為です。
— 金山神社(俗称かなまら様)公式 (@kanayamajinjya) 2015, 4月 8
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