そうだ、まんこの船をつくろう!
巨大なまんこアートを作るため、「3Dスキャナー」というハイテクノロ自慰―を駆使することにしたわたし。さらに、大きなまんこをプリントするだけでなく、それを船に加工して海を渡ったらどうだろう……?
「船」や「海」という言葉には、夢があります。そこへ「まんこ」を混ぜ込んだら、もはやなんだかよくわからなくなり、まんこにいつも怒っている人たちを笑わせることができるのでは?
わたしも自分のまんこから顔をだしてレマン湖や沖縄の漫湖をジャブジャブこいでいるのを想像したら、とっても愉快な気分です。
問題は、お金です。わたしには3Dスキャンの技術がありません。技術者にお願いするにも相当なお金がかかりそう。
しかし! そんな貧乏人でも、お金がもらえる夢のようなサービスがあるのです!
クラウドファンドでボッキン(募金)をつのろう!
それは「クラウドファンド」というネットを利用したサービスシステム。例えば、ある人がエベレストに登りたい!という夢があるとします。エベレスト登頂までにかかる費用を試算し、クラウドファンドに応募します。すると全国からその応募ページを見てその夢に賛同した人たちがパトロンとなり、募金という形で支援してくれるのです。しかも500円から募金できるので、誰でも気軽に募金できます。
わたしもそのクラウドファンドに応募してパトロン様からボッキン(募金)を集めることができたら問題解決!
なんとすビラしい時代でしょう!
ぜひ、この企画をクラウドファンドに持ち込まなくては!!!
わたしは早速クラウドファンドで有名な「CAMPFIRE」さんにこの話をもちこみました。オーナーの家入一真さんとも実際にお会いして、お酒を酌み交わし、「本当にろくでなしだこの人(笑)」とありがたい褒め言葉を添えられた掲載許可をいただきました。
オーナーに認められたのですから、これでキャンペーン掲載の道のりもスムーズです……と、思いきや! あらためてCAMPFIREの実務担当E氏から連絡がくるとのことでしたが、待てど暮らせど2週間経っても連絡がきません……。
なぜこんなに時間がかかるんだろう……?
わたしは重大なことを忘れておりました。「まんこ」はメディアから嫌われる、ということを。
犯罪に直結させられるまんこ~女性器型取り模型販売おじさん逮捕の件~
やっぱり、「まんこ」はダメなのか……?
CAMPFIREさんの企画会議で、「オシャレなクラウドファンドにまんこなんてありえない!」と反対されている様が目に浮かびます。素のままでは表舞台に立たせてもらえない、かなしいまんこ……。
ちょうどこのコラムを書いている今日も「女性器型取り模型販売の男、逮捕!」というニュースがツイッタ―で話題になり、わたしにも「なぜあの男は逮捕されて、ろくでなし子はOKなの?」というリプライが大量に流れてきてうんざりしたので、その話もちょっと書かせていただきます!
記事には「男は「女性器の型取りで自分より上手にできる人はいない」と言っている」と書いてあり笑ってしまいましたが、ただ「まんこ」の型をチン列しただけで犯罪者扱いは解せません!
しかも、実はわたし、このおじさんをまんこつながりで取材して、漫画に描いたことがあるんです……。
その人は、大人しそうな、ちょっと汗っかきの非モテ風おじさんでした。
昔からまんこが大好きで大好きで、でも彼女ができないから風俗嬢や出会い系の女の子にお金を払ってまんこの型をとらせてもらっていたそうです。そのまんこ型も見せてもらいましたよ。
ニュースでは石膏とされていますが、わたしが見たのはレジンキャスト(プラスチック)に複製されたスーパーリアルな肉色まんこ型でした。
あまりにリアルで、わたしも思わず、おえっとなったのを覚えてます。豆羊羹のようにタッパーに入れて大事そうに持ってきてくれたのはいいのですが、
「重いから置いていっていい?」
と無理やり渡され困ったものです。まんこ、ゴミ扱い!?
しかたなく、知人のオナホール製作会社社長に送りつけました……。(あれ、どうなったのかな?)
ただ、おじさんは人柄は悪い人ではないけれど、型取りしたまんこの持ち主の許可を得ずにヤフオクで勝手に販売しているらしいのを聞き、わたしは取材しながら(まん権無視かよ!)とモヤモヤしました。
しかも1個1500円とか売るにしても安すぎて、まんこをバカにしすぎです。
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