29日にさいたまスーパーアリーナで行われたE-girlsの単独ツアー「E-girls LIVE TOUR 2015“COLORFUL WORLD”」の最終公演。その中で、同グループメンバーのAmi(26)が今夏にソロデビューすることが発表された。今後は歌手としてソロ楽曲を発表していくという。
金髪ヘアがトレードマークのAmiはかねてからバラエティー番組に単独出演するなどソロ活動が充実しており、同グループ内で抜群の知名度を誇ると言っていいだろう。しかし、ネット上では「ゴリ押しがウザすぎ」「売れなさそう」「歌がうまいワケでもないのになぜ?」と否定的な意見が多く、せっかくのソロデビューもあまり歓迎されていない様子だ。
そもそもなぜ今回、Amiのソロデビューが決まったのだろうか? E-girlsと同じく大所帯のアイドルグループであるAKB48からもソロデビューしたメンバーが何人もいるが、ソロデビュー後の活躍は皆そろって順調とはいえない。グループ在籍時に絶大な人気を誇っていた前田敦子(23)や大島優子(26)、篠田麻里子(29)や板野友美(23)らも、ソロデビュー後はメディア露出が減り、「消えた?」とささやかれた時期もある。とはいっても、完全に消えたというワケではなく、それぞれ女優業やタレント業、歌手活動を行っているのだが、AKB48時代の勢いはないのが実状だ。よって、このところ「大所帯のアイドルグループ出身者はソロではなかなか成功しない」という流れができつつある。それなのに、E-girlsまでがあえてその流れを汲もうとするのはいささか疑問である。
Amiはソロデビューしてもグループに在籍するようだが、かねてからグループ内で一人だけメディア露出が多く「ゴリ押し」と揶揄されてきたために、ソロデビューと大々的に謳っても実質はこれまでの活動と何ら変わらなそうである。となると、Amiの所属するLDHは彼女のソロシンガーデビューに何らかの勝算があるのか、はたまた“ハク”をつけてあげたいだけなのか……。E-girls内でも歌唱力に定評があった鷲尾怜菜(21)を差し置いてのソロデビューであり、同グループファンにとっては納得のいかない今回の人選。不満の声を掻き消すよう、今後はこれまで秘められていたAmiの魅力が爆発し大ブレイク、という流れになれば良いのだが。
(シュガー乙子)