『たかり体質の妹』
トピ主(女性)の妹は、昔からたかり屋で、一緒にいると疲れるという。年下であることを理由に、大人になっても兄や姉におねだり体質の末っ子は確かにたまに見かける。
さて、この妹がどれだけ“たかり体質”かというと、トピ主が結婚する前には、給料や貯金額をしつこく聞いて来て、ごまかしても引き下がらない。トピ主に臨時収入があったと知るや「お金がない」アピールをしてくる、一緒に買い物に行ってトピ主がお金を持っていることがわかると、店の中で欲しいものを持って出てこない。待ち疲れたトピ主が声をかけると「これ欲しいけどどうしようかな、お金無いし」と、あからさまなおねだりモードに。結婚後は夫の年収と貯金額をしつこく聞いてきて、これまでトピ主にして来たような“たかり行為”を夫にしてきたという。
10代の子供ではなく、妹はすでに30代。だが「仕事が苦手」と言って定職に就かず(仕事を始めても続かない)、そのわりに高級志向だという。貯金がないうえローン(借金)は抱えている妹。生活の面倒は年金生活の親に見てもらっているらしい。トピ主は「性格自体は悪くないのですが、一緒にいると不愉快にさせられる事が多いです。兄弟にこういう人がいる人いませんか? どう付き合っていますか?」という相談を寄せた。
無関係な他人として「たかる前に仕事しろ!」と思うが、幼い頃から可愛がってきた妹だとつい甘くしてしまうのだろうか? コメントでは「いや、妹は性格悪いでしょう」というツッコミのほか、「毒兄弟は大人になったら切り捨てたほうがいい」「トピ主様が妹さんを増長させたと思います」と、毅然とした対応を取れないトピ主への批判も目についた。
これをきっかけとして、気を強く持つことを決意したトピ主。「両親に話しました。妹とは絶縁する。このまま妹を年金で養うなら両親とも疎遠にすると」と、両親もろとも切り捨てる覚悟を決め、それを伝えた。「妹には甘い両親なので疎遠にする方向になりそうです」というが、確かに大人になっても下のきょうだいに金銭的に甘い親は筆者の周りにも複数いる。
続くトピ主レスによれば、妹はその後、長期入院したという。病名などは明かされていないが、トピ主はレスを追加するごとに妹への恨みを炸裂させる。
「毎晩飲み歩き不摂生な生活を続けていた結果です。一生付き合っていく病気らしいです。自業自得で罰が当たったのでしょう。もちろん面会になんか行きません。絶縁してよかったです」
「このような事を言うと税金を支払っている方々に申し訳ないですが、公費で入院費はかからないようなので一生入院していてほしいです」
最初は「仲は悪くない」「姉妹で一緒にショッピングしたい」と言っていたのに、最後には“死んでくれ”レベルの憎しみを発露させたトピ主にも驚きだ。親が、きょうだいどちらかを「下だから」「上だから」と特別視し、あからさまに区別するのは、きょうだい仲の悪化、最悪は家族崩壊を招くようだ。筆者も親による“きょうだい区別”に不満を募らせたクチで、絶対に2人目の子供は作らないと決めている。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。