H「やっぱりそういう流れになりました。でも、私は婚約したからエッチしてもいいよねって思ったんですよ。だって、婚約ですよ?」
――いやいや、婚約っていうのもいろんな形があるとは思いますけど、付き合ってお互いの人となりを知って、お互いの結婚の意思を確認した上で、双方の家族なんかにも婚約する旨を伝えて……っていうのが一般的なんじゃないですかね。あと結納とか、婚約指輪とか?
H「うーん……。私はその時、『彼は私と結婚してくれるつもりなんだ』って思ったから、家に入れてエッチしちゃったんですけど、おかしいですかね?」
――そりゃ、好きな人に「婚約」と言われたらテンション上がる気持ちはわかりますけど。きちんと交際したいがためにこれまで頑なに誘いを拒んでいたのに、なぜ「婚約」の言葉だけで彼を受け入れてしまったのかが謎です。その後、婚約の話は進んでるんですか?
H「それが、その日以来、彼がそっけなくて。バイト中も他の女の子とばっかり話したりしてるんです。LINEも既読スルーされてます。と思ったら突然、夜中『いまから家行っていい?』とかLINEがきたり。そういうのは嫌なので断っていますが……。婚約するって嘘だったんでしょうか」
――どう考えても嘘ですよね。彼はHさんとエッチするための強行手段として使った言葉だったんじゃないですかね。そもそも、一般的に婚約はそんなラフな感じでするものじゃないですし、それを彼もわかってるんじゃないでしょうか。
H「実は親にも『結婚するかも』って言っちゃったんです。どうしよう(焦)」
――あらら……。事の顛末を親御さんに伝えたら、きっと彼に大激怒すると思いますよ!
「婚約」という言葉によって警戒心が一気に崩れ、一度セックスした途端に彼が離れてしまったというHさん。その一言だけで彼を受け入れてしまった彼女もかなり短絡的だと思いますが、「泊まりに行ってもいい?」という誘いを何度も断られた彼の苦肉の策が「婚約しよう」だったのかと考えると、性欲に支配されたどうしようもない男性なんだろうなと想像できます。彼の言動を“結婚詐欺”というのは言いすぎかもしれませんが、Hさんが今回の経験を活かしてもう二度と同じような目に遭わないことを祈りたいです。
■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。
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