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マンタや虫を水に転写…アニマルエッセンスって怪しすぎるんですが。

【この記事のキーワード】

 アニマルエッセンスの種類は全117種類。次に、ほんの一部かつごく簡単にですが種類と効能をご紹介しましょう。パンフレットによると、これらは〈動物たちからのギフト〉なんだそうですよ。

・ジェリーフィッシュ(くらげ)→執着、流れに身を任せたいときに
なるほど、適応力が高い生物ですものね。しかしクラゲは共食いがあるので、そうはウカウカしていられなそうでありますが。

・ジラフ(きりん)→視野拡大 世話をする立場のときに
確かに視野が広い動物だけど、動物の中で最も血圧が高いともいわれているので、高血圧圧の人は利用を控えたほうがよさそうです(関係ない?)。

・オポッサム(こもりねずみ)→ 子育て 幼い存在の面倒を見るときに
「母としての強さを得るために」と説明がありますが、育児放棄する生き物のほうが少数かも。むしろオポッサムの得意技=死んだふりという、しょーもない特技が身についたらどうしましょ。

・ゼブラ(しまうま) → エゴを手放したいときに
「白黒の判断を超越し、既成概念を手放すために」はい、完全に見た目のお話です。

・アースワーム(みみず)→男性性と女性性の融合 大地としっかりつながりたいときに
ジェンダー論争に疲れたときの癒しに便利……? でもミミズはエッセンスより、乾燥粉末を飲んで血栓対策したほうが実用的かと思われます。

 このほかマンタや蚊、タコ、カワウソ、クジラetc. 昆虫、魚、軟体動物、哺乳類から幅広くラインナップされており、この地球はまさに生物多様性ですな~といったところ。そしてこのような数あるエッセンスの中から、Sさんが購入したのはベア(クマ)、小ジカ、数種がブレンドしてあるコンビネーションエッセンスの3種

さて、実際に試すのは?

 クマは地球のリズムに同調して自然な生活にサイクルが戻るので「早起きしてまっとうな生活をおくりたい!」という目標のために、チョイスしてもらったそう。冬になったらSさんが引きこもりにならないことを、祈っておきます。

 小ジカは〈ピュアな気持ち〉を取り戻すため。みんながネコ動画を見て「癒される~」とか、映画『STAD BY MEドラえもん』で「泣けた~」と盛り上がるのに全くついていかれないSさんは、女子としてキラキラ成分を補給したいそうです。1ミリも気の合わない同僚たちに、歩み寄ろうという姿勢が素晴らしいですね。

「最強」と謳われるコンビネーションボトルは、意志を強くする〈マウンテンライオン〉やスピーディな目的達成をサポートする〈チーター〉、不可能を可能にする〈バンブルビー(マルハナバチ)〉のエッセンスが転写されているので、ダイエットのために使用。もしエッセンスの効果が絶大ならば、投資や企業にも役立ちそうだから、意識高い系の人たちに買い占められそうっ!

 さてさて、その効果のほどはいかに……〈後篇〉に続きます!

 

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

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山田ノジル

自然派、エコ、オーガニック、ホリスティック、○○セラピー、お話会。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のないトンデモ健康法をウォッチング中。当サイトmessyの連載「スピリチュアル百鬼夜行」を元にした書籍を、来春発行予定。

twitter:@YamadaNojiru

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