長年にわたり夫婦として連れ添って来た渡辺徹(54)・榊原郁恵(56)。1993年に起こった渡辺の不倫騒動を知らない世代には“おしどり夫婦”に見えるだろう。しかし当時を知る世代には、この騒動以降のふたりは、“仮面夫婦”にも見える。このまま仮面夫婦を続けるのかと思いきや、ふたりにはいま“離婚危機”が訪れているのだという。28日発売の「女性セブン」(小学館)が報じたところによれば、そのキッカケは渡辺母の死だった。
子供が自立したから、夫がリタイアしたから……熟年離婚のきっかけはこのようなものが多く聞かれる。また姑による嫁いびりも夫婦の不仲のきっかけになることが多いが、ふたりの場合は少々事情が違っていた。同誌によれば、榊原にとって姑の存在が夫婦のかすがいになっていたというのである。
渡辺は、高校卒業後、役者の道を志しブレイク。当時は痩せていた。アイドルとして活躍していた榊原のファンで、共演を機に交際し、1987年に結婚。結婚披露宴の模様はテレビ中継され、40%の高視聴率を獲得したという。
長男・次男に恵まれ、おしどり夫婦ともてはやされるが、冒頭に触れたように93年には渡辺の不倫が発覚。榊原はこのとき離婚を考えたが「息子がバカなことをしでかして本当に申し訳ない。どうか息子を見捨てないでほしい」と姑から懇願されて、思いとどまったのだという。
結婚時点で120キロという巨漢で、30歳には急性糖尿病を患い緊急入院した渡辺を心配した榊原は、姑に相談し「カロリーと栄養バランスを計算し尽くした食事メニューを作り、健康管理を徹底した」といい、その結果、渡辺の体重は元に戻り、血圧や血糖値も正常に戻った。結婚後は仕事をセーブし、家事や家計の管理も一手に引き受けてきた榊原は、姑にとって「自慢の嫁」だったという。
しかし「姑にも愛されるデキた嫁」との間に2人の息子をもうけながらも、渡辺の不倫癖は治る事がなかったらしい。04年、番組収録で大阪を訪れていた際に、ホテルでマルシア似の美女と密会していたことが明るみになった。08年にはテレビ局の美人受付嬢をナンパしていたことも報じられたうえ、同誌にコメントした知人によれば「ある日、何度目かの浮気がバレた徹さんが、“体重やら、なにやら管理されてストレスが溜まったんだ”と言い訳したときには、さすがの彼女もブチ切れたそうです」という。
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