2011年3月3日に「ひな祭り婚」を発表した女優・南野陽子(47)。夫となった実業家のK氏(43)は、“IT関連企業社長”で、世間ではセレブ婚だと持て囃された。しかし実際のところ、K氏は結婚前年に社長を辞任しており、家賃滞納などいくつもの金銭トラブルが発覚。さらに追い討ちをかけるように、6月3日発売の「週刊新潮」(新潮社)が、K氏の不倫相手が妊娠中だと報じている。
同誌によれば、K氏の愛人は銀座の高級クラブのママ。年齢は30代後半だという。K氏は「南野とは、もうすぐ離婚する。先に子供だけ作らないか」と愛人に持ちかけ、不妊治療の必要性を調べるために産婦人科へも出向いたそうだ。そして昨年末に彼女の妊娠が発覚。ただ、愛人女性はもうすでにK氏への情熱が冷めており、シングルマザーになる決意を固めているそうだ。
一方、K氏は記者の直撃に「知らぬ存ぜぬ」の一点張り。南野は「信じられない」「結婚してよかったと思っている」と夫をかばい、「私たちの自宅には“早く離婚しろ!”と書かれた怪文書も届く」と不安な心境を明かしている。
立て続けに報じられてきた借金トラブルにくわえ、不倫疑惑、さらに離婚をチラつかせて子供まで……となると、夫婦関係にヒビが入るであろうことは一般的に考えれば明白だ。しかし南野本人の取材対応を見る限りでは、彼女は離婚を望んでいないように見える。といっても盲目的に夫の無実を信じる状態ではなく、「もし、仮に、そういう(不倫等の)事実があったのなら、彼はきちんと向き合うべきでしょう」とコメントしてもいるが。
セレブ社長だと思って結婚したら借金まみれだった。思い描いていたような奥様ライフを送れなかった。裏切られた。だから離婚だ――と単純に別れを決意できるほど、誰だって単純ではない。「週刊新潮」では「すでに離婚という選択肢しか残っていまい」と記事を締めくくっているが、それを決めるのは夫妻当人である。マスコミが勝手に“セレブ婚”と持ち上げて、さらに勝手に“ダメ夫だった、離婚するに違いない”と下げるのことで、南野がより意固地になり「絶対に別れない!」と執念を見せるかもしれない。ひとつ気にかかるのは、南野の言う「怪文書」の存在である。彼らの結婚生活を破綻させたい誰かがいるのだろうか……? 南野の所属事務所関係者は「あの男とは早く別れた方がいい」と助言しているようであり、一連の“夫サゲ報道”の出所も彼らを別れさせて南野のイメージをクリーン化したい事務所側の謀略だとすれば合点がいくが……。