前々回の記事で、年上彼氏との恋愛事情を赤裸々に語った私ですが、あれから「結婚」について具体的に考えるようになりました。
私は結婚願望が強く、二十代のうちに子供が欲しいと思っています。結婚に関する本を読んだり、既婚者の友人や先輩には積極的に結婚について聞いたりしていました。けれど、周りからは「結婚なんて、まだ考えなくていいと思う。若いんだし。二十代を楽しんだほうがいいよ!」というアドバイスを受けることが多く、結婚はしないほうがいいのか? と思うこともあり、自分の人生と結婚をリンクさせて考えることができずにいました。
24歳年上の彼氏とは、この一年、結婚を意識して付き合ってきました。けれど、実際に彼の口から「結婚」というワードを聞いたことはほとんどありません。そこで、勇気を出して結婚についてどう考えているのか聞いてみました。
バツイチ子持ちとの未来予想図
「この先、もう一度誰かと結婚すると思う?」
“私と”とストレートに聞くことができず、ふわっとした質問をしてしまったのですが、彼の答えは想像通りのものでした。
「子供がハタチ、最低でも18歳になるまではないかな」
そうです、彼はバツイチ子持ち。お子さんは元奥様のところにいますが、切っても切れない親子の関係。彼にとって一番大切だったのは、私ではなく子供でした。
これを聞いた時はもちろんショックだったのですが、それ以上に安心している私がいました。というのも、私の両親も離婚しています。父は離婚後、当時の彼女と再婚寸前まで進みました。けれど父は、「自分にとって一番大切なのは娘で、君(彼女)を一番に守ることはできない」と彼女に伝えたそうです。そして、結婚を望んでいた彼女からは振られてしまったそうです。父の幸せを願う気持ちはもちろんありましたが、そう思っていてくれたことがとても嬉しかったのを覚えています。そういうわけで、私は彼が子供を一番に想う気持ちも理解できるし、彼の子供の立場もなんとなくわかるのでした。ああ、これがバツイチ子持ちと付き合うってことなのか。
彼の子供が18歳になるまで、あと5年あります。5年後、私は28歳。彼は52歳です。「彼との子供を産むなら、なるべく早く結婚しなきゃ」と思っていたので、厳しい現実を突きつけられてしまいました。それと同時に、私の心の中にある”強い結婚願望”に気付くこととなりました。
恋愛に求めるポイントの変化
好きだから、愛しているから、それだけではうまくいかないのが恋愛です。無償の愛で包んであげたいという気持ちと、自分の人生も大切にしたいという気持ちが交差します。今回、彼に確認して思ったことは「お互いのビジョンが一致しない恋愛は難しい」ということです。今までは、「好きだから一緒にいる」という恋愛がほとんどでしたが、二十代に突入し、「結婚」や「将来」が想像できる恋愛をしたいんだ、と気付いたのです。人生におけるビジョン、これからどう生きていくか。自分のビジョンを共有し、理解し合い、お互いに応援すること。具体的に結婚を意識すると、恋愛に求めるポイントが変わるんだなぁ、と実感しました。
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