
Photo by Republic of Korea from Flickr
最近韓国ではユズ味の焼酎「チョウムチョロン スンハリ」が大ヒット中。アルコール度数が14度で一般焼酎よりも低く、ユズの香りが漂うという、なんとも女子好みなお酒。ふだんの飲み会では「潰されるからイヤッ」と焼酎をきらう韓国人女子も、ユズ焼酎なら話題性もあるし、写真も撮りたいし、飲みやすいってことで喜んで飲むそうだ。
「『甘くて飲みやすい』といっても焼酎。後で一気に酔っぱらいますよ」と話すのは、学生街シンチョン(新村)にある居酒屋のオーナー。
「男のあいだではユズ焼酎をダシに女の子を飲みに誘うのがブーム。ユズ味に油断してガンガン飲んで酔っぱらった女の子をお持ち帰りする男性客が増えてます(笑)」
マッチョ系の韓国人男子と来店した日本人女子のA子さん。どうやらふたりはこの日初めて会ったらしく、最初は少しぎこちない雰囲気だったという。
「早い時間だったのでほかにお客さんがいなくて、ふたりの会話がよく聞こえてきたんです。女の子が慣れない韓国語を使って一生懸命話している姿が初々しくて、応援する気持ちで見ていましたが、あとで女の子の本性(?)が現れてびっくりしましたよ」
話題のユズ焼酎をオーダーしたふたり。A子さんはあまりお酒が強くないようで、「焼酎飲むの初めてだからこわーい」といいながら、恐る恐るグラスに口をつけていたそう。「そんなところも韓国の男が見たらカワイイって思っちゃいますよね。韓国の女の子はやりませんから」とオーナー。
どんどん酔っ払う女性
「2本目のオーダーが入ったときに心配だったので、彼女に『韓国の焼酎は強いからあんまり無理して飲まないようにね』と話しかけたんです。彼女は笑顔で『大丈夫です』といってましたが、その目は少しとろんとしてました。それからは店も忙しくなって、彼女たちのことを気にしていられなかったんですが、次にふたりを見たときにはテーブルの上に焼酎の瓶が6本もあって驚きましたよ」
最初は向かい合って座っていたふたりだが、いつの間にかA子さんは彼の隣の席に移動し、肩にもたれかかりながら飲んでいた。
「彼女がかなり酔っぱらっているように見えたので気になりましたが、そのときはそのままに。で、次にふたりの席を見たら、彼女ではなく男のほうがテーブルにほぼうつ伏せの前傾姿勢になって目を閉じていました。すると彼女が立ち上がり、彼のバッグを抱えてトイレに入って行ったんです。それも、さっきまでの酔ってとろ~んとしていた姿とはまるで別人! 澄ました表情してスタスタ歩いて。あれ、まったく酔ってませんね(笑)。しばらくすると戻ってきて、今度は自分のカバンを持って店から出て行ってしまい、そのまま戻ってませんでした」
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