カルチャー

テレビって偉いの? 取材対象者とのトラブルを頻発させるテレビ関係者の傲倨

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「放送はされたけど、特に話題にもならず、本の売れ行きにも影響ありませんでした。放送されたのは関東ローカルのコーナーだったんですが、放送地域が限定されていることも聞かされていませんでした。本の紹介も最終的にはしてもらえましたし、テレビで取り上げてくれたことは本当に感謝しているんですが……」(梁瀬氏)

 冒頭に挙げたようにツイッター経由で情報を得ようとする局は、フジテレビとその関連会社だけではない。他局でも同様の事が行われている。これらのアカウントを眺めれば分かるが「お話を聞かせて欲しいのでフォローしてほしい」というような定型文の取材依頼ツイートを何人ものユーザーに日々送りまくっている。筆者のところにも先日、同じくフジテレビの番組関係者を名乗る制作会社のディレクターから「ある裁判の話を聞かせて欲しい」とツイッター経由で呼びかけられたが、その人物のアカウントを見るとやはり、何人ものユーザーに同じような定型文を送りつけている“ネタ乞食”であった。コンタクトを取ってみたところ「この作業はボランティアになります」と言われたのだが、ボランティアという言葉の使い方を間違っているのではないか。スパムの如く、取材依頼の定型文をあらゆるユーザーに送りつけているテレビ局関係者のツイッターアカウントは、確かに“足で稼いでいない”印象を与えるのに十分なものではあるだろう。

 また梁瀬氏が明かしたように密着ドキュメンタリーにまつわるヤラセや、制作会社の尊大な取材態度は決して褒められたものではない。テレビは未だ影響力の大きなメディアとして君臨してはいるが、ネットの台頭で陰りが見えていることに、当人たちだけが気付いていないのかもしれない。
(高橋ユキ)

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