ブロガーとして生活している
――ブログはいつから開始されたんですか?
ちいめろ 2008年にDecologで開設したんですが、その前から他のサービスで日記を書いてました。琉ちゃろがもうじき産まれるくらいの時からなので、6~7年前からやってます。
――今はDecologを運営するミツバチワークス所属のブロガーさんということですが、その契約のいきさつなどを教えてください。
ちいめろ ママランキング1位が半年~一年続いて……。
ミツバチワークス・Iさん ちいめろさんが書く記事へのコメント数や、発言の反響も大きく、影響力のある女性だと思いました。私たちとしても彼女の発信する世界観を通して仕事の幅を広げていきたいと考え、ぜひ一緒にお仕事出来たらと声をかけさせていただき、契約しました。
――その契約をしていない時は、ランキング1位でもブログ収入はゼロだったんですか?
ちいめろ そうですね。契約していない時はなかったです。Decologは広告掲載およびステマは禁止です。契約ブロガーは商品紹介記事は「広告です」とわかるようにしてUPするんですよ。
――(Decolog専属の)契約をすると、ブログでブロガーとしてのお仕事が可能になるんですね。
Iさん 契約したブロガーは、ブロガーとしてお仕事をする事が可能になります。ブログ内で商品紹介や、ウェブのイメージモデルなどさまざまなお仕事があります。
――ブログでのお仕事で収入がある、ということですね。ご存知かもしれませんが、アンチの間では、「琉ちゃろで金儲けをしている」とか、「生活保護を受けている」などの誤解やウワサがあります。
ちいめろ 生活保護を受けたことも、ひとり親家庭の手当をもらったこともないです。ブロガーとしての収入があって、それで生活しているんですよ。だけど、収入に関することって、人に質問して良いことじゃないと思うんです。だからちいは、キャスなどで「どうやって生活しているの?」と聞かれても答えません。「生活どうしてるの?」とか「お金どうしてるの?」という質問をもらうと、「それは人に対して聞くことじゃないよ」と答えています。
――筋が通っていますね。それによってアンチがさらに誤解をするということもありそうですが。また失礼な質問なのですが、学資保険や貯金などはしていますか。
ちいめろ 学資保険は結構早い時期から入ってますね。2人とも、1歳の時には入っていたかな。貯金もしています。
――これもアンチによる噂ですが、「ちいめろはもうすぐお金がなくなるから風俗にいく」とか言うのがありまして。
ちいめろ それめっちゃ言われますね。これからじゃなくて現時点で「ちいめろの職業は風俗嬢」って。キャバ嬢は1回やったことあるんですけど、風俗は1回もやったことないです。
――それって、ちいめろさん個人への差別であるだけでなく、女性差別、風俗差別でもありますよね。たとえ、風俗に勤めた過去があったり、現在も勤めているとしても、別に、子供を普通に育てていたら何も問題ないのに。
ちいめろ そうですね。どんな仕事でも働いていることにかわりはないし。
――ブロガーという、新しい職業に対しての偏見もあるのかもしれませんね。ブロガーという職業が理解できないから、「あいつら遊んでるのにお金もらって、ずるくね!?」みたいなことを思う人もいるのかもしれません。
ちいめろ 決して楽してというわけじゃないです。例えば、エステのお仕事を紹介するときは、全力でキレイになる努力をします。エステに通うだけじゃ効果がでない可能性があるので、食事制限もしっかりとします!! 本気でダイエットします。読者に事実をきちんと伝える努力をしていますね。甘いことだけ伝えるのは、読む人に嘘をつくことにもなるので。サプリメントなども、見た目は悪いけど、でも、飲んだらこういう味でとか、素直に書くようにしています。
――本音をきちんと伝えている姿勢が、Decologの読者には支持されているのかもしれないですね。
3歳のホストくん誕生の経緯
――以前、ちいめろさんはテレビで「息子をジャニーズにしたい教育ママ」として紹介された経緯があるからか、琉ちゃろ君に対する行動が、「虐待」や「教育ママの単一教育」だと批判されることもありますが、琉ちゃろ君が最初にホストの格好をはじめたのは3歳のときでしたよね。『3歳のホストくん』が誕生したのはどういった経緯で?
ちいめろ 「ジャニーズに入所させたい」というのは本当ですけど、今すぐしたいわけではないです。今は今で、本人も楽しんでいるモデル活動などをさせていきたいです。本格的にジャニーズに向かってがんばるのは小学5年生くらいかなと。
――小学1年生でジャニーズ事務所入りは難しいかもしれないですものね。(※これまでジャニーズ事務所に入所した最年少は、小学2年生8歳男児でした)
ちいめろ なんでホスト系になったかという経緯に関しては、もともと私が琉ちゃろに『COCOLULU』の子供服を着せている、“ココラー”だったんですが、ある時、友達が見せてくれた「MEN’S KNUCKLE」(ミリオン出版)に、たまたまホスト系でめっちゃカッコいいモデルの男の子が載っていたんですよ。それでその時、そういえば子供でホスト系の格好している子っていないな、「子供のホスト」みたいな新しいジャンルつくれるんじゃね、と思ったんです。そこから、「3歳のホストくん」は誕生しました。ちいはけっこう完璧主義者なので、中途半端が嫌いなんですよ。なので最初は髪の毛にちょっとメッシュを入れるくらいだったんですけど、「MEN’S KNUCKLE」や「HOST MAGAZINE」(三和出版)などを見て研究したり、YouTubeで髪型のセット動画を見て研究して、今の状態になりました。
――ブログの記事で読みましたが、すごく丁寧に根元につかないように染められてますよね。さて、ベビー服や子供服って、実は大人の服より“規制”が厳しい時代があったんです。タレントの千秋さんの子供服ブランドが大成功した背景には、「ベビー服にスカルモチーフを導入した」ことがあると言われているのですが、それまでは、「乳幼児は死亡のリスクも高いので、不吉なモチーフはよくない」と考えられていました。暗い色やスカルなどの“不吉”とされることもあるモチーフは、暗黙の了解で作られなかった。派手な子供服に風当たりが強いのは、そういう時代の名残もあるのかも知れません。でも、清く正しいファッションだけが「子供らしい」とされて認められるような社会の状態は一元的でおかしいと私は思います。子供らしさを求められるのって、きっと子供にとってもあまり面白いことじゃないと思うんです。「いつも清く正しくなければならない」というのは、誰にとっても息苦しいですから。だから、ハデハデな子供服はかわいいし、そういう「清く正しい」圧迫感もなくて良いなあと思っています。