インタビュー

ちいめろの子育てが「ネグレクト」に見られるのは何故か

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ちいはちいです

 前回に引き続き、1日30万以上のアクセスを誇る大人気ブログ、『6歳のホストくん(ハート)琉ちゃろ』(Decolog)のブロガーであるちいめろさんにインタビューを行いたいと思います。

■アンチの捏造に徹底反論、6歳のホスト琉ちゃろくん母・ちいめろの真実

 6歳のホスト・琉ちゃろ君のママとして、また、ブロガー•タレントの「ちいめろ」として、ブログだけでなく、雑誌やテレビでも活躍されている彼女ですが、非常にアンチが多いことも特徴です。

 後半では、「ちいめろ星の1日」や、「アンチとの攻防戦」、「これからの展望」など、まだまだたくさん語っていただきます。

ぴめちゃんが黒髪な理由

ちいめろ キャスに、子供が天然パーマであることを近所の人に怒られて悩んでいる人が(閲覧に)来たことがあって。その人は最初、「私は悩んでいるのに、あなたは子供の髪を染めて……!」みたいな、ちょっとアンチだったんですが、でもちいは、人に流されるタイプでもないので、「そんなことで悩んで育児やっていても絶対楽しくないよ」と言ったんです。そうしたら、(アンチだった人が)ちょっと意見が変わり始めて「そうやって、自分は自分って思えるちいめろさんすごい」って言ってくれて。アンチの中でも見た目だけで誤解してたりとか、変なウワサを鵜呑みにしている人が多いので、そこの誤解は、やっぱり少しでも解ければなあと思っています。

――今回のインタビューがそうした誤解を解くひとつのきっかけになれば良いかと。

ちいめろ ブログとかにも誤解だよって書いているのですが、やっぱり更新していくと過去記事はどんどん流れてしまうので。Twitter見てくれる子がブログも見てくれるとは限らないし、その逆もなんですけど。

――ちなみにぴめちゃんは化粧したいとか髪の毛染めたいとか言わないんですか?

ちいめろ 「ぴめも髪の毛染めたい」と言うことはあります。前にちいがエクステをつけすぎた時、美容院から帰ってすぐに数本とって、メッシュみたいにぴめにつけてあげたら「かわいい~」と喜んでいたんですけど、数時間経ったら「ママとって~」と(苦笑)。すぐ気が変わってしまう方なので、染めてから「戻したい~」と泣かれても困るので染めていません。あと、同居している私の親が「ぴめちゃんには、毛染めはやめなさい」という考えなのもあります。正直、親は琉が染めていることも反対なんです。だけど、琉がモデルの活動をしていることや、琉の「ホスト君」キャラに関しては少しずつ理解してくれていて、「とりあえず、芸能活動している琉はいいけど、ぴめは芸能活動していない一般人なのでダメだよ」と境界線を引いています。

私たちも、一緒に住んでいてお世話になっている感謝の気持ちがあるので、引くところは引かないといけない。

――だからぴめちゃんには、ホストの対になるキャバ嬢みたいなファッションはさせないわけですね。お子さんたちは今日、ちいめろさんのご両親に預かってもらっているんですか?

ちいめろ 私の親と、妹が一緒に見てくれています。

――じゃあ、たくさんの大人が琉ちゃろ君とぴめちゃんの周りにはいるということですね。

ちいめろ そうですね。よく子供を放置して東京に来ていると言われるんですが、信頼できる家族に預けてきているので大丈夫です。琉の仕事で上京するときも、ぴめは実家でおばあちゃんといますね。

−−預けるというか、同じ家族の中でみんなで子供を育てている感じですよね。お母さん子供だけで子育てをしているわけじゃないから、その方が子供にも良いと思います。

シングルマザーは苦労すべきか

――シングルマザーのような立場だと、「お母さんと子供だけで一生懸命生きていかなきゃいけない」という美徳化された圧力もあると思うんですよ。一杯のかけそばを美談として読むような、「旦那と別れる選択をしたんだから、母親は一人で苦労して子供を育てて、自分の好きなことは何もするな」的価値観です。

ちいめろ ああ、ありますねそれ。

――それを当然のように誰かに向けて言える人は、「何一つ娯楽を享受せず、働いて家族全員ぶんの生活費を稼ぎ、家事育児全部をする」ことがどういうことなのか想像する力がないと思うんですよ。自分がその立場だったら……と想像する力が。

ちいめろ 絶対無理ですよ。行き詰まりそうです。

――子供にとっても、そうなると「お母さんが神様」になっちゃうわけじゃないですか。自分を犠牲にして育ててくれているお母さんには、わがままも、自分の意見も言い辛くなってしまう。だから、いろんな大人が子供の周りにいた方が良いと思うんです。でも、そこにも批判がありますよね、「周りに頼るな」って。

子供を育てる上で、手伝ってくれるとか助けてくれるという人がいたら、甘えて良いと思っていて、そうして心に余裕がうまれると、子供にもやさしくできるように思いますし。

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柴田英里

現代美術作家、文筆家。彫刻史において蔑ろにされてきた装飾性と、彫刻身体の攪乱と拡張をメインテーマに活動しています。Book Newsサイトにて『ケンタッキー・フランケンシュタイン博士の戦闘美少女研究室』を不定期で連載中。好きな肉は牛と馬、好きなエナジードリンクはオロナミンCとレッドブルです。現在、様々なマイノリティーの為のアートイベント「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー(MAPA)」の映像・記録誌をつくるためにCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中。

@erishibata

「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー(MAPA)」