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アクロバティック体位に大興奮! セレブのSEX指南がヤバすぎる

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 今回のセックス特集は、アンケート調査、『Sex and the City』を(今さら)モデルにした恋愛・ライフスタイル指南、バイブレーターやセクシーな下着などのエロ・グッズの紹介、セックス・テクニックのマニュアルなど内容は多岐におよんでおり、『an・an』(マガジンハウス)名物のセックス特集に勝るとも劣らない力のいれっぷりです。わたしのような凡夫からすれば、セレブたるもの、さぞかし金のかかるセックスをしているのであろう、高級マンションの高層階の一室を舞台にして、毎晩窓際で立ちバックをしてるんじゃないか、その富と権力を誇示するため、膣内に金の延べ棒を挿入されて「すごいだろう、これがゴールドマン・セックスだ!」などと世界最大級の投資銀行をもじったギャグを性交中に言われたりしているのでは……と妄想してしまいます。

 まあ実際にはそんなネタはどこにもありませんでしたが、しかし、セックスに関しても人並みでお茶を濁しておこう……とはいかないのが、セレブなのでしょう。今回の特集では、セックス・マニュアル「刺激的なテクニック集」が特に目を惹きました。合い言葉はいきなり「Sex Revolution」! まるでヴィルヘルム・ライヒ(オーストリア生まれの精神分析医。オーガスムのエネルギー、オルゴンを主張し、そのエネルギーでUFOを撃墜しようとした人物)の著書『性と文化の革命』を想起させる言葉ですが、そこは全然関係ないのでご安心ください。要は、セックスに不満があるなら、まず自分が男に与えよ! ファック、マグロ(マグロをファックするわけではない)みたいな提言です。

もう宇宙行きのシャトルでおヤんなさいよ

 フェラチオ(『Blow Job』と呼ぶのがセレブ流)テクニックの解説や、五感を刺激する誘惑など、さまざまなアドバイスのなか、特に尖っているのはマニアックな体位の紹介でした。ここでは日本に伝わる48手の体位を超える、アメリカ発の365種類の体位から、タイプごとに合計8種のポジションがイラスト付きで掲載されています。なかでも「キャノンボール」という体位は、衝撃的な図でしょう。女性が肩甲骨あたりだけを地面につけた状態で、お尻を高く地面に垂直になるまであげ、そこに男性が座り込む形で挿入する……という文字で解説するにはかなり難易度が高い「キャノンボール」は、「いつもと違う場所は、野性的な気分で大興奮」なノーベッドタイプに分類されています。しかし、ベッドの上でも無理そうなこんな体位をどこでやろうと言うのか……無重力状態でのみ可能なのでは……とあまりに革命的すぎる体位には困惑するばかり。こんな体位を女性から要求されても「行く? 宇宙に」とライトに返せるぐらいじゃないと、セレブとは言えないのでしょうか……。

 そのほか、「GLTTER読者&関係者ネットワーク」によって集めた男女200人のアンケート調査結果や、真夏の濃厚エッチ体験談(リゾート地での開放的なセックスレポの多いこと! さすがセレブ~)などのページも充実。アンケート調査を見ると、好きな体位の第1位が「正常位」などと思いのほか普通の結果ではありましたが、男的に地味にショックな、女性側の「演技」もこっそり明かされていました。「H後の『すごい……』プラス“気だるそうに動けない風演技”で大抵の男は満足げ」「『こんなの初めて! すごい……』は毎回言うかな(笑)」「『私、初めてイッたかもしれない』はMY常套句です」……。また、「SEX]中、演技をしていますか?」という質問項目に対して、88%の女性が「YES」。もういい加減、そのへんは明かさなくてもいいんじゃないですかね~。逆に男が疑心暗鬼になってコミュニケーション不全に陥りかねませんよ。

体位

体育の授業でやった、三点倒立を思い出します

 

■カエターノ・武野・コインブラ /80年代生まれ。福島県出身。日本のインターネット黎明期より日記サイト・ブログを運営し、とくに有名になることなく、現職(営業系)。本業では、自社商品の販売促進や販売データ分析に従事している。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra