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秋篠宮ご夫妻の銀婚式対談から学ぶ夫婦円満の秘訣

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 そもそも、「自己採点」って珍しい感じがしますね。相手に点数をつけるのは簡単で、とくに「ウチのダンナは◯◯なところがダメで~」だとか「ヨメが◯◯でさ~」だとか、ネガティヴな評価はよく口にされるところです。あるいは自己採点するにしても「俺はよくやってるハズ」とか高めにつけがちだったりして、なかなかか客観的になれなかったり(イクメンに関する議論でよくありがちな話で、妻が夫の『イクメン』というドヤ顏にストレスを感じる、というのがよくあります)。

 しかも、秋篠宮ご夫妻は結婚後25年経っても「私たちにはまだまだ改善点がある」、と前向きな反省をしている。なんて良いご夫婦ですか……。

 25年も一緒に生活をしていたら「これだけは絶対、直せない」と固定化してしまう部分が双方にわかってくると思います。むしろ、改善点なんかほとんど出尽くしている頃では。互いの存在に慣れきっているから、惰性で手を抜きたくなる瞬間のほうが多いでしょう。そこを「手を抜かない。改善するんだ」と、ポーズだけでも取るのって素晴らしくないですか、と私は素直に感激させられました。そういう努力を辞めちゃうと途端に、夫婦って関係が難しくなるんじゃないかな、とさえ思います。他者との良好な関係性が、何の努力もなしに持続することはありえません。「うまくいってる」と片方が思い込んでいても、もう片方が死ぬほど我慢しているだけだったりしますしね。

 多くのご家庭では夫婦の関係をあらためて2人で振り返ることに、気恥ずかしさを伴うかと思うのですが、年に一度ぐらい無理やりそういう機会を設けると、夫婦円満に有効かもしれません。「ダンナ/ヨメと上手くいってない」と友達や知恵袋や小町に相談するよりも、定期的に、直接相手と話し合ったほうが絶対上手くいくハズなのです。赤の他人がダンナ/ヨメの思考をトレースできるわけないですしね。

■カエターノ・武野・コインブラ/80年代生まれ。福島県出身のライター。Twitter:@CaetanoTCoimbra

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra