
Photo by Joe Hunt from Flickr
小町では妻による“夫が不倫した”相談がポピュラーだが、たまに夫による“妻が不倫した”トピも投稿されることがある。夫に不倫された妻(いわゆる“サレ妻”)のトピを読むと、タイミングを見計らって離婚したり、また「今回だけなら許す」と見逃したり、証拠をつかむために泳がせたりと多種多様であるが、小町における“不倫された夫”(サレ夫)はどう振る舞っていることが多いだろうか。
『妻が不倫していました』
『妻が不倫してました』
『妻の不倫で離婚のダメージ』
はい、上から順にトピ主たけさん(45)、としさん(32)、けいさん(年齢不明)。いずれも妻に不倫された男性が今年トピ立てしたものだが、タイトルもトピ文の憔悴・混乱ぶりにも共通項がある。ひょっとして同一人物か? という疑いを当然持ち、じっくり読んだが、どうも詳細は違う様子。
たけさんは妻との間に子供が3人いる(大学、社会人、高校生)。妻の不倫が発覚し「その後、妻は相手の男と別れてきたと言ってきました。しかし、気持ちはその男にあると言っています」という。
「寝ていても毎日 フラッシュバックのように写真やメールの内容がよみがえり疲れてきました。 本当につらいです。好きなのにあきらめて離婚をするのか 妻の気持ちが相手にあるのを知りながら いつか を信じてこの生活をするか迷っています」(原文ママ)
読点が突然空白になっていたり、なんだか見るからに不安定なトピ文だ。トピ主レスはない。
としさんは調査会社の調査により妻のW不倫が発覚し「もう離婚しかないと思い妻に話すと離婚だけはやめてくれと言います。弁護士に依頼し相手と妻に慰謝料を請求し様と思います。」と、これまた誤字もあり、取り乱している様子。
「とにかく妻とは一緒にやってられません。妻には実家に帰る様に言いました。私は離婚できるでしょうか。それと精神的に非情に辛いです。今後どういったケアをしたらいいでしょうか。フラッシュバックがきついです。」
なんと、としさんもフラッシュバックに悩んでいる。トピ主レスでは妻と話し合いをしたことを報告しており「妻にどうして不倫などしたのか尋ねました。向こう(不倫相手の男)から誘われて魔がさした、貴方に不満があったわけじゃない、興味があった、お酒も飲んでたと言われました。どう返答していいかわかりませんでした。人間過ちは犯す事がある、でも許容できる範囲を超えていると思いました。」
“魔が差した”にしては一度限りの行為でなく、調査会社が突き止め夫に追及されるまで継続していたのであるから、これはたぶん女の言い訳であろう。結局弁護士を立てて調停へと動き出すことになった。としさんは「夜考え込んで眠れないのはさすがに苦しいです」と、苦しさを抱えながら離婚へ踏み出したようだ。
けいさんはすでに半年前に離婚をした。「結婚1年交際4年、信頼していましたが最後本当に信じられないくらいの表情で居直りこんな本性だったとは 思わず物に当たってしまいました。慰謝料は分割で相手の方は既婚で相手は妻にばれておらず慰謝料でどちらも終結させました。」と、これもまた読点のない報告文であるが、不倫が発覚した際の修羅場が想像でき恐ろしい。
「半年たった今でもフラッシュバックしてきます。情けない事に妻の不倫のダメージは相当大きいです」
なんと、けいさんもフラッシュバックに悩んでいるという。三者三様なのに、まったく同じ表現を使うのだから、さすがに筆者も驚いてしまった。
トピ文では経験者からのアドバイスを求めており、若干のコメントが集まったのち「家族にも友人にもこんなに苦しんでる姿は見せれません、小町に書かせてもらって吐き出させてもらって少し楽になりました」とトピを締めていた。
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