
田代まさし公式ブログより
覚せい剤取締法違反などで繰り返し逮捕・起訴され、実刑判決を受けていたタレント、田代まさしが7月6日、東急電鉄二子玉川駅のホームで、女性のスカート内を携帯電話のカメラで盗撮していた疑いが報じられた。警視庁は、東京都迷惑防止条例違反の疑いで書類送検する方針だ。
警視庁によると、目撃者の通報によって事件が発覚、被害女性はすでにその場からいなくなっていたが、駆けつけた警察官に田代が盗撮を認めたという。
実はこの路線の別の駅でも昨年12月と今年4月に「田代まさしそっくりな男が携帯電話で盗撮をしていた」という情報があった。このときは目撃者が警察には通報しておらず、被害女性たちも気付かないままだったことで、それっきり。男が田代かどうかもわからずじまいだった。このウワサに尾ヒレがつき「田代また逮捕」というネット書き込みもあり、6月になって田代が否定コメントを出している。
そんな状況だけに、もし今回の事件で余罪が発覚することがあれば、常習的にやっていたということも考えられる。何しろ田代は15年前にも都内の駅構内で女性の下着を盗撮したとして書類送検されており、罰金5万円の判決を受けている。
その後は麻薬による逮捕の連続で実刑判決。昨年7月に刑期を終え、最近はリハビリ施設に通いながら「生き方は変えられる」と立ち直りを訴える講演活動も行なっていた。逮捕直前の7月4日も秋田県で講演をしたばかり。薬物脱却の広告塔のような存在として、この夏も7月24日の福岡県でのイベントなど出演依頼が集まっていた。
今回の件を受け、田代とイベントで共演したことがあるフリーライターは「麻薬をやめたことばかり強調していましたが、盗撮の方は解決していなかったのか」とショックな様子。しかし、一方で「欲求に負けそうな様子もあった」と振り返っている。
「刑務所の中で食べられなかったものとか、読めなかった本とかを、かなり貪欲に楽しんでいたんですよ。もっとストイックに生活しているかと思っていたんですが“講演は儲かるよ”と言ってその金で風俗店で遊んだ話を嬉々としてみたり。なんか欲求に逆らわない感じがしていたんです。田代さんは薬物依存の怖さについて、梅干しを見たときにヨダレが出るのと同じとも言っていましたけど、女性を見てもヨダレが出てしまうのかも……」
東京都迷惑防止条例違反の場合、通常は1年以下の懲役または100万円以下の罰金という軽犯罪だが、今回の容疑が事実なら講演活動の依頼はなくなっていくだろう。その転落人生はまだ深い底があったようだ。