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韓国人女優のこだわりは、あぐらをかいて真っ黒な◯を食べながら恋バナ!?

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韓国のジャージャー麺は真っ黒! Photo by Cherise Osaki from Flickr

 日本でも人気の高い、ある韓国人女優に取材したときのお話。彼女を取材するにあたり、マネージャーから事前に〈お願いリスト〉が送られてきた。

 そこに書かれた内容は、メイクルームに加湿器必須とか、ダイエットの話NGとか、まあまあよくある話。なかでも特にマネージャーから念押しされたのは、「お昼はスタッフみんなで食べたいので、1時間ぐらいは時間を必ずあけてください」というものだった。

 ちなみにこのスタッフとは、われわれ取材スタッフのことではなく、自分たちがいつも連れていくヘアメイク、スタイリストチームのことだ、という説明がごていねいにつけられていた。そもそもこの日の取材は午後1時から。撮影・インタビューを含めて1時間半~2時間ぐらいを考えていたが、「ってか、取材前に昼ご飯食べてこいよ」「終わってから自分たちで行けよ」って話である。

 そういってやりたい気持ちをぐっと抑えて、昼ご飯候補になりそうなオシャレなケータリングを探すも、韓国にはそんなのって多くない。それでもなんとかピザやらイタリアンやらをそろえておいた。

 で、取材当日。トップ女優、着いていきなり「昼ご飯食べよう」といい出した。おいおい、ほんと「取材前に食べてからこいよ」である。机に並んだ(それなれに)オシャレなケータリングリストを横目で見た女優は、「こういうのじゃないよ~。お昼はやっぱりジャージャー麺でしょ。みんな、ジャージャー麺が食べたいよね?」ときた。しっかし韓国人、ほんとジャージャー麺好きだなぁ。

車座になっての食事タイム

 すぐに近所の中華料理屋でジャージャー麺をオーダー。すると今度は女優が立ち上がり、控室の机を片づけはじめている。そして、こちらに向かって「新聞紙ある?」と聞いていた。「新聞紙を床に引きたいの。みんなで座って食事するんで」と。

 そこにジャージャー麺が到着。新聞紙の上に輪になって座り、食事タイムをスタートさせたご一行さま。マネージャーは「撮影は1時間後にスタートということで」というと、こちらからは見えないように控室の扉をぴしゃりと閉めた。あ、あのさ~。

 ってかそもそも、ジャージャー麺食べるのに1時間もかかる? 食べてから昼寝でもすんの? 気づかれないように扉にこっそり近づき、中の様子をうかがってみた。すると聞こえてくるのは女優の声のみ。

 「忙しい男に何度もうるさく連絡したらダメでしょ」とか、「キムチチゲはちゃんと作れないと。男はそういうの求めてるから」とかいってる。

 どうやら姉御肌なトップ女優が、スタッフの恋の悩みに答えてあげているようだ。スタッフたちの声はほとんど聞こえず、姉さんがひとり延々と語りつづけている。聞くかぎり、自分の恋愛に役立ちそうな目からウロコ的回答はなく、よくありがちな内容ばかりだが、きっとスタッフたちはありがたそうな表情を浮かべて彼女の話を聞いているのだろう。

 その後、宣言どおりぴったり1時間後に扉をあけて出てきた女優とそのスタッフたち。これからヘアメイクに取りかかるという。お~い!

 結局撮影がスタートしたのは、彼女たちがスタジオに着いてから2時間後。その後のインタビューで彼女が何度も口にしたのは、「チームワークが何よりも大事」ということ。「ああやっていつも輪になって、みんなで話しながらジャージャー麺を食べるの。◎◎(人気女優)や、▲▲(同じく人気女優)も現場ではああやってジャージャー麺を食べてるわよ」と。

 新聞紙の上に座ってジャージャー麺。ちなみにあぐらをかいて。これ、韓国人女優あるあるらしい

 

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