習い事の日、教室でAから「トピ主が犬の事を断るから、夫が怒っちゃってさ~本当、困ったよ」とまた苦情を言われたので改めて断っていると、背後にこっそりスタンバっていたFから「お前さ~何言ってんの? 意味わかんなんですけど!!」と突然低い声で言われる。夫婦による恫喝が始まった。Fはさらに「あんた、ボランティアしてたんだろ、だったら他の犬の面倒くらいみられるでしょ」とまくしたてる。トピ主はボランティアをやってはいたがそれは猫の預かりだった。この夫婦の“猫でも犬でも一緒だろ”というおおざっぱな考えもまた恐ろしい。ここでトピ主の友人、Cが助け舟を出し「トピ主さんは猫のボランティアだったんです。ご存じですよね。だったら犬の対応は出来ないってわかりますよね。ちょっと言い方キツイですよ。脅しているみたいに感じちゃう。旦那さん、なんだか印象悪くなっちゃいそう」とハッキリ言ってくれた。Fは「また、今度きっちり話しをさせてもらうから!」と立ち去り、Aもあとを追いかけて逃げるように立ち去った。
その後、Aから謝罪と習い事は辞めるという旨のメールが届いたが、トピ主もしばらく習い事を休み、弁護士に相談することにしたという。Fのこの性質、導火線が短いとかそういう類ではなく、因縁つけたがりのトンデモ男のようであるから、たとえ「その犬のしつけ、やります」とトピ主が応じていたとしても、後々「犬がオレに懐かない。全然しつけがなってない。どうしてくれる!?」と怒り出していただろうな。このまま何もなければよいのだが……。
「息子にセミを食べるのをやめさせたい」
夏ならではの怖いトピ。虫好きな人にとっては微笑ましいかもしれないが、カナブンさえ触れない虫嫌いにとっては、幽霊よりも怖い話題ではないだろうか。
トピ主(女性)は小学校4年生の息子が「どうやら日常的にセミを食べている」ことに頭を悩ませている。きっかけは、とある島から引っ越してきた転校生のA君だった。A君はひいおじいちゃんから「昔はおやつ代わりにセミを取ってあぶって食べていた」と教わったらしく、島に住んでいたころはセミの季節になるとセミを捕まえては枝に刺してライターで炙って食べていたのだとか。うん……確かにセミは栄養豊富でまずくない、という噂を聞いたことがある。でも今の日本でわざわざセミを食べなくても他に色々美味しいものがあるじゃないか……もしかしてセミってむちゃくちゃ美味しいの!? といろいろ興味が膨らんでくる。
トピ主は息子に、「セミにはどんな寄生虫がいるか分からないし、火を使うのは危ないから絶対にしないように」ときつく言ったというが、「私のいないところでこっそり食べている」ようだという。それ、トピ主はどうやって分かったのだろう……息子の口の端にセミの脚がついていたとか? とにかく、息子にセミを食べるのをやめさせるにはどうしたらよいか、という相談だ。
しかし、悩むトピ主をよそに「セミはかなりおいしいらしいですね」「私が子供の頃はイナゴの佃煮はご飯のおかずで、お店にも売ってました。火をきちんと通せば寄生虫の心配はなくなります」「極的に食べたくはないけれど、ちょっと興味が湧きました。大人の私ですらこうなのですから、小4の男の子なら、興味深々でしょうね。実際美味しかったのなら尚更でしょう」と、皆、セミを食べる息子を気持ち悪がることもなくむしろ筆者と同じように興味を持っている様子。さらには「国連食糧農業機関(FAO)が、現在昆虫食を推奨してますよ。昆虫は栄養価が高く採集も容易で、世界の未来のために理想的な食料になるとのこと。(中略)息子さんは時代の最先端を行っているのかもしれませんよ」というコメントまで。「本当は虫を食べると言う少数派な行為に嫌悪感の方が強いんですよね? 自分の子供がバリバリ虫食べてたら衝撃ですもんね、それはわかります(笑)」うん、確かにトピ主はこう考えているのかもしれない。筆者も息子が小学生になってセミをパクパク食べ出したらかなり驚くと思う。
ひとつ参考になるコメントがあった。昔『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)でこんな放送があったという。2012年8月放送回のカンニング竹山探偵による『セミが食べたい!!』だ。
「最初は嫌々ながらだったカンニング竹山さんがあまりの美味しさにびっくりしていて、私もセミを捕まえたら炙ってみたいもんだと思ったものです。ただ、食べられる部分が限られているそうです。お子さんにそのことをよーく言い聞かせればいいと思います」
なるほど。専門家のところでセミ食についての正しい知識を得た方がよさそうだ。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。