
(C)園崎愛海
プロ彼女の生態を探るこのインタビュー企画。
A子さん/ナチュラルボーン・プロ彼女の生態は「献身」がデフォルト
B子さん/「地位のある男の妻」になりたくて…。現役プロ彼女の緻密な計算と実行力
今回ご紹介するC子さんは、素朴で柔らかな雰囲気を持つ小動物のような20代女子。東京都心部のとあるカフェで働いています。服装は原宿系でもギャルでもなく控えめで清潔感のあるこざっぱりした衣類を好み、つやめく美しい黒髪、ちゅるんとした陶器のような美肌の持ち主。
彼女には学生時代からずっと憧れていた年上の歌手がいました。追っかけをするまでではありませんが、時折その歌手の出演するイベントやライブには足を運んでいたそうです。
その彼は頻繁に夜の繁華街で飲み歩いているという噂があり、ファン同士の中で目撃情報もあったようで、「いつかどこかで知り合えないかな」という淡い期待を胸に、C子さんもたまに、西麻布や六本木へ行くようになりました。幸いにもC子さんの幼馴染みが、そのあたりの飲食店に顔が利く夜遊びクイーンに成長していて、クラブのVIPルームに連れて行ってもらうこともあったそうです。そうして少しずつ人脈を広げたり、業界人の行きつけのお店に飲みにいったりすること2年。それでもC子さんが憧れの彼と出会える兆しは全くありませんでした。
し・か・し! ある日、奇跡が起こります。C子さんの働くカフェに偶然、その彼が一人で現れました。まさに奇跡、ミラクルとしか言いようのない出来事。さすが東京です。C子さんは一世一代の勇気を振り絞って、メモ帳に自分の名前と連絡先、一言「大好きです」と書いた紙をこっそり彼に手渡しました。その行動で彼女の人生は激変しました。彼はC子さんに、電話をかけてきたのです。
グルーピー・ラヴ
C子さんは、彼から連絡がきて会うことになったその日のうちに、暗黙の了解でホテルに行ったそうです。きゃ~~スキャンダラスか~~~! 「尻軽かよ~~~~!!!」って一思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、ずーーっと大好きだった人からのお誘いですもん。そりゃ行きますよね。そもそも、なかなか「この人に抱かれたい」って強く思う相手に巡り会うことってそうそうないと思うんです。そして女性にも性欲はありますのでね。
その後も彼から連絡がくると、彼の家やホテルに行ってはコトに及び、そんな関係が半年以上続きました。カフェの仕事中でも女友達と遊んでいても、彼から急な呼び出しの連絡がくると、早退をして彼とエッチをする1時間のためだけに会いに行ったそうです。
正直、ここまでなら、彼にとって都合の良いセックスフレンド、あ、いわゆる「グルーピー」ですよね。でもC子さんは今では、彼の“本命彼女”です。