エッチなコミックの世界では、「責め」と「受け」がキッパリスパッと分かれていることが多いです。王道は、“ちょいS”の男性から、“ちょいM”の女性が責め抜かれて、とろっとろに気持ち良くなってしまうストーリー。ちゃんとツボを把握して的確に突いてくれるうえ言葉責めも巧みな自称S男性なんてそうそうお目にかかれませんから、まさに夢物語なわけですが、だからこそ時間を忘れて読み耽っちゃうんですよね。今回はそんな「責め」「受け」のハッキリしたティーンズラブ作品を2本ご紹介しましょう。
イジメラレ~「女」の僕と飼い主3人~
「女」の僕……? タイトルに違和感を覚えてページをめくると、舞台はとある学園の生徒会で、スクールカーストの頂点に君臨する文武両道のイケメン3人が出てきます。ヒロインは優秀な生徒だけが集う生徒会に紛れ込んだ、平凡で華奢で花を愛する地味な少年の「僕」。そう、紛れもなく少年だったのですが、あまりに「女くさい」とからかわれ、陰湿なイジメの対象になっていた僕は、「いっそ女の子に生まれたかった」と願った翌朝、本当に小柄巨乳の女体と化してしまったのです。
さっそくイジメっ子の貴公子三人衆に女のカラダがバレ、まさぐられる展開になるのですが、いつしか成績最上位のメガネ生徒会長と、雑誌で読モまでやる美貌のチャラ男と、無骨なバスケ部エースの三人ともが、競うようにして「僕」をイカせようとする男同士の争いが勃発。女に不自由したことなどない三人なのに、「僕」に対してだけ彼らの独占欲がスパークしたのは、「僕」が普段言い寄ってくる女性たちとは全然違う、路傍の花のような素朴さを見せるからでしょうか。にしたって、つい先日“女体”になったばかりの「僕」が開発されていく過程はあまりにハード!! 生徒会室で、クラブのトイレで……飼い主たちの覇権争いはヒートアップしまくります。
悪ノ花―家なき娘と蜜の檻―
大きなお屋敷に住む実業家の御曹司が、貧しい少女を拾い、育てていく物語。あらすじだけなら、古き良きアメリカ映画のような印象も受けますが、こちらもまぁハードなストーリーが繰り広げられます。
劣悪な環境に生まれ育ち、教育はおろかマナーも何も知らない粗暴な一人の少女が、人買いから逃げ出し、貿易会社の御曹司・大雅に運良く拾われました。大雅は名もなき少女に「りんどう」と花の名前を与え、華麗な洋服と暖かな部屋、美味しい食事を与えて飼いならします。そしてある夜、大雅はベッドでりんどうの体をまさぐりますが、少女は拒絶。大雅はりんどうを愛らしい小鳥、ペットとして飼いたかっただけだったので、「鳴き方を知らない小鳥」であったりんどうは、執事に預けられ、調教されることになります。
硬く閉じていたりんどうの肉体は、経験豊かな執事の手によって瞬く間に開花し、いつしかりんどうは性の快感を貪欲に求めるようになりました。「鳴き方」を覚えたりんどうは大雅の元に戻り、愛玩される日々に大きな幸福を感じるのですが、大雅は一国一城の主であり、出自もわからぬ娘・りんどうを正式なパートナーにすることは決して叶いません。婚約者を迎えた大雅に嫉妬の炎を燃やし、悲嘆に暮れるりんどう。しかし大雅もペットとしてのりんどうを手放すつもりはサラサラなく独占し続けようとします。せつなすぎるりんどうは、自分の運命を自らの手で切り拓くことが出来るのでしょうか。
いかがでしたか。女体を征服したがる男たちの、身勝手な独占欲をひしひし感じるTL2作品、『イジメラレ~「女」の僕と飼い主3人~』と『悪ノ花―家なき娘と蜜の檻―』は、どちらもエクボストアでご堪能ください。
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