先日友人から、「こないだ出会った男性が『ひとりエッチの時に、SMチャットを使いながら自分でお尻の穴に乾電池を入れたことがある』って言ってたの!」と報告を受けました。
その彼だけでなく、世の中にはTENGAなど一般的に販売されている“大人のおもちゃ”では飽き足らず、野菜などの食材を使ってみたり、電池や電球など危険なアイテムに挑戦してスリルを楽しむ人など、身の回りにあるアイテムを多用している人もまれにいます。
また、SM好きの中には「自ら首をタオルなどで締めて低酸素状態を作り出し、薄れていく意識を楽しみつつ、ギリギリのところで昇天すると想像を絶する気持ち良さがある」と話していた人もいました。
これは「ひとりSM」と呼ばれるプレイの一種で、“窒息”以外にも、扇風機の羽に革ベルトをつけ、鞭で打たれ続けているような状況にしたり、自分に手錠をかけロウソクや火を使うプレイをするなど、一歩間違えれば死んでしまうようなプレイもあるのだとか。
実際に、ひとりSMを行って加減がわからなくなり、救急車で運ばれたり、家を全焼させてしまうケースはあります。
2007年には某新聞社の記者が、両手に手錠をかけ、口に靴下を詰めこんで粘着テープで固定、さらに両手を縛った状態で窒息死している男性が見つかっています。
同様の死亡事故は年間300件ほど起きているとのこと。
こう聞くと多いように感じますね。
存分に自分の好きな世界に浸ることができ、誰にも邪魔されないひとりエッチの世界。
その彼は、長く付き合っていた彼女にもそういった性癖があることを一切言わなかったと聞き、人にはどんなに長い時間を一緒に過ごしたとしても、入り込めないディープな世界があるものだな、とつくづく感じました。
私の場合は、パートナーとディープな世界を共有し追求していきたいと思うのですが……兎にも角にも、ひとりエッチをする際には、事故が起きないように十分気をつけましょう。
(谷川明日香)