彼氏がいようといまいと、ビッチだろうと喪女だろうと、どんな女性のもとにも“独り寝”の夜はあります。そんな夜は孤独ですか? わびしいですか? それとも、「今夜は脚おっぴろげて寝れるぜー!」と開放感を味わっていますか? 丸ごと自分だけに使える貴重な時間、ぼやぼや過ごすのはもったいない。エロい女でいられるか否かの分かれ目は、独りの夜にある! といっても過言ではないのです。明日の、そして未来のエロライフに繋がる“攻め”の独り寝を提案します。
こんにちは、OL桃子です。普通の社会人でありながら、オモチャ好きが高じてバイブを収集。ついに“バイブコレクター”を名乗るようになりました。こういうことを言うと、「ドスケベ淫乱痴女」呼ばわりしてくる男性もいますが、すみません、私、フツーーーーーの女子です。みなさんもそうでしょ? バイブこそ集めてなくても、オナニーもすれば、妄想もする。それがフツーーーーーの女子です。
彼氏もいますが、一緒に住んではいないので、独り寝の夜もしょっちゅうです。だらしないルームウェアを着て、ぼーっとした顔でテレビを見る……という夜も、かつてはありました。「ああ、いまオンナレベルどんどん下がってる」と思いながらも、その自堕落さがむしろ心地いい。それはわかります。でも、いまとなっては、そんな夜はほとんどありません。だって独り寝の夜はすべきことがたくさんあるから。まず筆頭にあげられるのは……それはもうオナニーに決まっています!
オナニーなくして、女の独り寝は語れず
オナニー…この連載では「ONN」と言わせてください。これなくして、女の独り寝は語れません。男性誌の取材ではよく「淋しいから、バイブ使うんだよね?」的なことを、遠回しに訊かれます。あーあ、これだから男って生き物は。ため息が出ます。
「俺がいない淋しさを埋めるために、自分で自分を慰めるんだろ」と考えたいのでしょうが、いやいや、単に楽しいからしてるんです。欲望が高まるからしてるんです。エロい気持ちの赴くままにしてるだけなんです! 男性にとやかくいわれる領域ではないですね。「せめて俺のことを思い浮かべて……」と思う男性もいますが、そんな願望に付き合う必要はまったくなし! 誰を思い浮かべても、何を観て興奮してもいい。どんなシチュエーションで萠えても、どんな妄想でイッてもいい――ルールもモラルもない、オンナの解放区的行為がONNです。
これってすごく知的な行為ですよね。すればするほど、自分のなかのエロの引き出しを増やして、官能の受け皿を大きくしてくれます。これがなければ、エロさは育ちません。「私、ONNなんてしません」という女子がたまにいます。清純アピなのでしょうが、エロへの感度が低いことを堂々と宣言しているに過ぎません。私が男だったら、セックスしたいとは思わないですね。だって、絶対楽しくないもん。間違いなくマグロですもん。
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