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K-POPアイドルの栄枯盛衰。かつてチャート1位だった彼らに暴行事件が勃発

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かつては5人いたのに…。MBLAQ所属事務所公式Facebookより

 全盛期を知っているだけに、残念としか言いようがありません。男性アイドルグループ、MBLAQ(エムブラック)のリーダー、スンホ(写真左)が暴行事件に巻き込まれました。

 9月10日、飲み会に参加したスンホが所属事務所J.Tune Campの元スタッフといさかいになり、元スタッフがグラスでスンホの頭を殴り、警察に通報されました。当初は報道が錯綜し、事務所の現取締役がスンホを殴ったと伝えられましたが、のちに2年前に辞めたスタッフだったと訂正されました。

 何か心が荒むようなことがあったのでしょうか。メンバーがふたり減ってしまったMBLAQの現状とあいまって、物哀しい気分になるニュースでした。

実力も実績もあるだけに…

 RAIN(ピ)が手塩にかけたアイドルグループとして、2009年に華々しくデビューしたMBLAQですが、当初のメンバー構成は5人。2011年にはソニーから日本デビューも飾り、デビュー曲「Your Luv」はオリコンデイリー1位、ウィークリーでも2位を記録し、発売イベントには4万5千人を超えるファンを動員して、話題を集めました。

 数々のヒット曲を生み、メンバーたちのあけっぴろげな発言からバラエティでも重宝される存在でしたが、K-POPアイドルの宿命か、その勢いに徐々に翳りが見え、2014年末には、俳優としてのソロ活動が成功を収めていたイ・ジュンと、2NE1(トウェニーワン)サンダラ・パクの弟であるチョンドゥンが事務所との契約満了に伴い、グループから脱退することになりました。

 抜けたメンバーふたりも、MBLAQのこれからの活動を応援する、などと発言しているので、円満な脱退だったのかもしれませんが、残る3人で再起をはかるといっても追い風が吹くこともなく、今年6月に3人体制で発表した初アルバムも、運悪くMERSの流行期とかち合い、苦戦を強いられる結果となりました。

 そこにきて、このスンホの暴行事件……泣きっ面にハチというか、厄払いをしたほうがいいんじゃないかと本気で薦めたくなるほどです。楽曲にしてもダンスの振付にしても、当時シーンを席巻していた〈未練系ソング〉を歌うアイドルのなかで異色の輝きを放っていたMBLAQ、その栄華を知る者としてはさびしいかぎりです。

今週の当番=風田チヌ
メンバーが減ると、コンサートで過去曲を歌うのもしんどいし、それを見るのも切なくなりますよね。

 

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