ここまで、「日本国内の、しかも幼稚な精神性の男性にしかウケないヘアメイク」について3回にわたってdisってきました(苦笑)。では、どういったヘアメイクがオススメなのか……? 私は、まさに“世界基準の女”である、ミス・ユニバース日本代表、およびその候補生たちの佇まいを究極と考えています。
雑誌やテレビ用には、もちろんオーダーされた通りのヘアメイクをタレントさんたちに施します。注文にお応えするのが、私のヘアメイクアップアーティストとしての仕事。でも一方で、一般の女の子たちには、そうしたマスメディア先導型のヘアメイクを真似してほしくないとも思ってる。だって、それぞれの顔に一番似合うヘアメイクがあるはずだから。
さあ、今日は「活発ギャル」な25歳のyoshikoさんを、メイクで「極上のレディ」に仕上げます。素肌が丈夫で日焼けもし放題というyoshikoさんは、普段は目元を強調したメイクでカラコン有り、直線的な眉毛で若さ溢れる快活な印象。そのままでも十分かわいらしいですが、20代後半になってもこのままのメイクだと、子供っぽさは否めないかも。
「彼氏は派手系の美人が好みなんですけど、私は素の顔立ちが“パーツが派手”なので、ちょっとでも濃いめのメイクをするとただのケバい人になっちゃうんですよ。派手系の美人顔にするメイクってどうやるんですかね?」
というyoshikoさん。確かに目鼻立ちがくっきりしていて、すっぴんでもさほど普段のメイク顔と変化ありません。では、そんな彼女がメイクによって、「ケバい」ではなく、「しっとり美しい」美女に変身するには? キイワードは、線。「アイライン」と「リップライン」です。
ちなみにyoshikoさんの理想は、『ヴィクシー』エンジェルのブラジル出身モデル、アドリアナ・リマ。セクシーでカッコ良くてものすごくカワイくもあるラテン美女です。では、yooshikoさんのヘルシー・ビューティな魅力をさらに引き出して、ヴィクシーエンジェル風にいたしましょう!