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うるつやピンク♡まんこ美白ケア

【この記事のキーワード】

まんこがピンクかどうかは、人種や性交経験で決まるものではありません。

 たとえば、二〇〇五年の「国際産婦人科ジャーナル」には、こんなタイトルの論文が発表されています。

「女性器の外観~“ふつう”の解体」(3)

 こちらの論文によると、人種に関係なく集められた50人の女性のうち41人が、周辺部の肌より濃い色の女性器をもっていたというのです。

 また、皮膚科医の吉木伸子氏も、その著書で「(乳輪や陰部の色は)その人の体質であって、男性関係とは無関係です」と断言しています(4)。その色は人により、ピンク、赤、ブラウンなどと、まるで口紅の色みたいに様々なのです(5)。

 ですからもうまんこに関しては、ありのままでいいと思うんですよね。世界にひとつだけのまんこですよ。取り除くべきなのはまんこの黒ずみではなく、「黒いまんこ=ヤリマン」という俗説とか、「ヤリマン=悪いこと」という価値観を押し付ける行為のほうだと思うのです。

 ……ということを踏まえた上で、最後に、現在まんこ美白のために世界で流通している美容法を淡々と挙げていきたいと思います(6)。

まんこ美白法・イン・ザ・ワールド

・デリケートゾーン美白化粧品として宣伝されているものを塗る
・シミ取り用のレーザーを当てる
・黒ずみ部分を手術で切除する
・ケミカルピーリング(※化学薬品で肌の表面をすこしだけ溶かす施術)を行う
・レモンやライム果汁をはちみつと混ぜて塗る
・ヨーグルトを塗る

 ……いかがでしょうか。かく言う私も、以前叶姉妹ブログで乳首美白法(ヨーグルトにはちみつとはとむぎパウダーを混ぜて塗る)を読み、「これはまんこにも使えますか?」って書こうとしてためらった経験があります。

 私は、まんこ美白を良いとも悪いとも言いません。ただ、これらのまんこ美白法が、「他人に黒いと言われたくないから」じゃなくて「自分がピンクにしたいから」行われていることを祈るばかりです。

 自分のまんこの色くらい、自分の思うままにしたいですよね。よかったらあなたが思うまんこの色についてのご意見も、コメント欄で教えてくださいね!

参考文献
(1)上野千鶴子著『スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか』(河出書房新社, 1989)
(2)フランスのマリ・クレール誌WEB版(http://www.marieclaire.fr/,inde-blanchir-vagin-publicite-polemique-decolorant-eclaircir-sa-peau,701207.asp)、イギリスのデイリーメール紙WEB版(http://www.dailymail.co.uk/news/article-2128854/Vagina-lightener-Indian-company-launches-intimate-wash-designed-lighten-vagina.html)ほか報じる。2015年10月8日閲覧。
(3)英文原題は“Female genital appearance: ‘normality’ unfolds”、Jillian Lloydらによる。BJOG: an International Journal of Obstetrics and Gynaecology 2005年5月 Vol. 112, pp. 643 – 646に発表
(4)吉木伸子著「いちばん正しいスキンケアの教科書: 吉木メソッドで美肌になる!」西東社, 2014年
(5)Debby Herbenick, Vanessa Schick著「Read My Lips: A Complete Guide to the Vagina and Vulva」Rowman & Littlefield Publishers, 2011
(6)まんこ美白法については、Med-Health.net (http://www.med-health.net/Whiten-Pubic-Area.html)、スキンケア大学(http://www.skincare-univ.com/article/003118/)ほかを参考にまとめました。

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牧村朝子

1987年生まれ。タレント、文筆家。2013年にフランス人女性と同性婚、現在フランス在住。セクシャリティをテーマに、各種メディアで執筆・出演を行う。将来の夢は「幸せそうな女の子カップルに”レズビアンって何?”って言われること」。

twitter:@makimuuuuuu

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