
Photo by Quinn Dombrowski from Flickr
messyの無職はついに働き始めた。今年5月から連載されている作家志望の実家暮らし無職(でもライター仕事はやっている)奥山村人さんのコラム『無職アラサー男性の人生相談』では無職ニート側の言い分が存分に聞けるが、奥山さんのご家族が内心どう思っているのかも正直気になる(まあ、奥山さんは父親に「働け」と命じられるに至ってるので、快く思ってなかったんだろうし息子の将来&自分の老後を心配していたのは確か)。実際、両親に限らず、ニートの家族を持つ人々は、ニートに対してどう考えているのか。今回はそんな「ニート家族」が投稿したトピを紹介したい。
「ニートひきこもりの息子が一人暮らしをしたいと。させるべきか。」
トピ主(女性・年齢不詳)の息子はもうすぐ19歳になるが、15歳から4年間引きこもっている。中学3年生のときに陰口を言われ不登校となり、高校入学するも1学期で不登校・出席日数不足で留年・中退。その後、通信制高校に入学するがそこも半年で中退した。なんだかんだで高卒認定を取得し、現在に至る。新聞配達の仕事を数カ月やったが、それ以外のバイトは2日ともたなかった。「対人恐怖で、容姿に悩み、人目を恐れて外出せず、一日家で座って、ネット・動画・ゲームを」している、そんな息子がいきなり一人暮らしをしたいと言い出したので、トピ主は戸惑いを隠せない。そりゃそうだ、息子さん生活費どうすんの……? トピ主夫妻が仕送りしなきゃ生きていけないんじゃないの?
息子が「一人暮らししたい」との要望を出したきっかけはトピ主夫妻が、これまで長く住んできた土地の近所で中古物件を購入して引っ越そうという話が決まったことだった。息子は「地元はもうイヤだ、別の場所に行って一人暮らしをさせてほしい」と主張。うん、どうせ引っ越すなら、心機一転、知ってる人のいない新しい土地で、自分をリセットしたいんだろうね。息子の気持ちはわからなくもない。しかし、トピ主家には経済的に余裕がなく、息子に仕送りするとしても出せる額は限られているので、「少し働くか、学生をするなら」と条件を提示した。すると息子は、「外にでれないから、(働くのも通学するのも)無理だ。でも、WEBデザイナーになりたい。通信教育で勉強するから、その環境のためにお金を出してくれ」と言うのだという。トピ主はやんわり諭すが、「家にいたら、甘えてしまうから、駄目だ。後がないと思って、自立するために、勘当してくれ。150万ほどほしい。それで縁切るから」と、息子の要求はエスカレート。親子の縁を切るため金をくれと言うのだ。
トピ主は心底困っている。19年間世話してきた息子の性格を鑑みて、「こりゃ150万渡しても縁切るなんてムリそうだな」とわかっているようなのだ。
「約束しても、すぐ、何かのせいにして、忘れてしまったり、やめてきた子なので、お金をすぐ使い切って、泣きついてきそうな気がします。でも、家を出て、一人暮らししたい、ということを尊重したほうがいいのでしょうか」