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27歳、チャイナエステ愛好男性が「ピンサロにはハマらなかった」理由

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社会人になり、“チャイエス”に目覚める

――だけど、3年くらい前から「チャイナエステ」にハマってるとか。

ゆうと「チャイエスには、新卒で働きはじめてから通いだしたんですよ。当時は埼玉県のA市に住んでたんですが、周りに風俗が全然なくて。<A市 風俗>で検索したら、『エステナビ』っていう案内サイトが出てきて。そこで『チャイナエステ』っていう遊びのジャンルを知った。チャイエスって、行ってみないと、ヌキがあるか無いかって、まったくわからないんですよ」

――あ、そうなんだ。

ゆうと「店にもよるけど、60分から120分のコースがあって、8000円から1万5000円くらい払って、あとは女の子との相性次第なんです。気に入られたらヌキがある、気に入られなかったら、普通のマッサージ屋さんとして終わる。がんばったらHなことができる場合もあるし、どれだけがんばっても何もできない時もある」

――そんなあやふやなサービスなのに、何で行こうと思うの?

ゆうと「最大のメリットは、夜中でも営業してるところ。都内で働いて、家に帰って、『あー疲れた』ってグダーッとしてる時に、『よし行くか』、って。スマホかネットで店を調べて、時計をちらっと見て、財布の中身を確認して、1万円が入ってる。『じゃあ行こう』、って。夜中の変なテンションですよね。ひとりで高まってる」

――そこでオナニーじゃなく「外でぬこう」ってなる決め手は?

ゆうと「ん~、気候とかかな(笑)。僕は自転車で通える範囲にある店に行くので、散歩も兼ねるし、ガチのマッサージもしてもらえるし」

――はじめてのチャイエスは、どんな店だった?

ゆうと「最初は、本当に何も知らないまま、まずは繁華街のある最寄駅まで行って。そこでお店に電話をかけると、電話越しに場所を案内されるんですよ。HPには住所も何も書いていない。だけど声だけで道案内されて。たどたどしい日本語で、『シロイタテモノヲミギ……マガッテ……ヨンカイノドア』みたいな。どうにか進むと、やっとの思いでフツーのマンションの1室にたどり着いたんですよ。夜中の2時くらいだったかな」

――基本は、お客が店に出かけて行く店舗型なんだ。

ゆうと「そうですね、マンションタイプの店舗型がほとんどでしたね。女の子のデリバリーもあるみたいですけど、ユーザーの間では、店舗型のみがチャイナエステって呼ばれてます」

――へー。なんでだろ。

ゆうと「敵地に突撃する“ヒリヒリ感”があってこそチャイエス、って感じなんじゃないかな(笑)」

――あ~、なるほど。デリヘルは、ホテルや自宅に女の子を呼び出すわけだから、お客にとってはホーム試合みたいなもんだよね。働いてた私からすると、デリヘルは全部がアウェー試合(笑)。自宅のお客さんの時は緊張してたなぁ。

ゆうと「自分が知らないところに行くわけだからね。僕も、ドアが開く瞬間がいちばんドキドキしますよ」

――マンションはどんな部屋が多い?

ゆうと「店の規模と立地にも寄るんだけど、ワンルームとか、ファミリータイプの2LDKとか。先月はAマンション501号室だったけど、今月には同じマンションの302号室に移動したり、ってこともよくある。警察を避けるためなのかも。看板は出てたり出てなかったり、ドアにラミネート加工のぺらっとしたのが貼られてるだけだったり。」

――働いている女性は、その部屋に住んでるの?

ゆうと「いや、そこはあくまでも『店』であって、お客を迎える部屋に住んでるって子は、僕が知る限りではいなかったな。大体は他に部屋を借りて、集団生活を送ってるみたいでした。ただ、女の子は店でもしょっちゅう仮眠してたから、家っぽさはどうしてもにじみ出てたけど。 ちなみにワンルームタイプは、女性が1人でお店を回している可能性が高いので、プレイもその子の自由裁量が効く感じ」

――交渉しだい、ってことね。初めてのとき、どんな女性が出てきた?

ゆうと「40歳くらいのおばちゃんが出てきて。当時、僕は23歳だったので、客層としては相当に若い部類だったんでしょうね。彼女にやたら気に入られて、そこでなぜか、部屋についてるキッチンで、海老チャーハンを作ってくれたんですよ。その時は、チャーハンを食って、普通のマッサージで終わり。でも2回目に行った店が、めちゃくちゃ大当たりで」

――「当たり」って?

ゆうと「まず、自分が普段よく使うスーパーがはいったマンションの3階に店の部屋があったんですよ。もうびっくり。まさかいつものスーパーの上で、チャイエスを受けるなんて。しかも出てきたのが、女優の小西真奈美ちゃん似の美女だったんですよ。あまりに可愛くて、ヌキは無いだろうと思ってたら、最後の最後に、まさかの手コキありで……感動しましたね」

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鈴木えみ

元デリヘル嬢(副業型、関東近郊の中級店)。写真はデリヘル勤務当時の“パネル”として使用していたもの。フリーター、時々ライター。

twitter:@emi_sws